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日経平均は小幅に3日続伸、様子見気分強く後場は動き止まる

相場概況
日経平均は小幅に3日続伸。16日の米国市場では、シリア攻撃は終了したとの見方から中東情勢の緊張が和らぎ、決算発表への期待が高まったことで、NYダウは212ドル高で引けた。為替も1ドル107円台を維持している。東京市場では、手掛かり難の中、日経平均は、前場こそ前日終値から上下60円前後の小幅な振幅を繰り返したが、後場になって小動きが続く様子見相場となった。2月決算発表がほぼ終了し、来週以降の3月決算発表の本格化と日米首脳会談を控えて、売り買いを手控える展開となった。

大引けの日経平均は前日比12.06高の21847.59円となった。東証1部の売買高は13億
5346万株、売買代金は2兆1246億円だった。業種別上昇率では、中東情勢が落ち着いたことで買い安心感が広がり石油・石炭、鉱業が1、2位、内需関連を中心に食料品、小売、空運、精密、陸運、ガラス・土石と続いた。一方、下落率上位は、繊維、銀行、証券、不動産、鉄鋼、保険と、米国の長短金利差が縮小したのを受けて、金融関連の売りが目立ち、市況関連も軟調だった。

個別では、キリン堂HD<3194>が15%上昇と2日連続して東証1部市場での上昇率第1位となった。決算を好感した買いが続いた。千代建<6366>が5.3%高、明治HD<2269>が3.3%高と買われた。明治HDは一部外資系証券が投資判断、目標株価を引き上げたことが材料。一方、小野薬<4528>が非小細胞肺がん治療薬に関し、同社のオプジーボよりもメルクのキイトルーダのほうが優位との観測が高まり8.8%安と売られたのが目立ったくらいで、外需関連が幅広く利食い売りに押された。


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