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日経平均は反落、日銀会合の結果待ちで安値もみ合い

相場概況
日経平均は反落。27日の米国市場ではインテルなどのハイテク株が売られ、NYダウは4日ぶりに反落して76ドル安となった。週明けの日経平均は米株安を嫌気して99円安からスタートすると、朝方には一時22518.94円(前週末比193.81円安)まで下落した。その後は円相場の弱含みを支援材料として下げ幅を縮める場面も見られたが、明日にかけて開催される日銀・金融政策決定会合の結果を見極めたいとの思惑が強く、戻りは限定的だった。後場に入ると22500円台でこう着感の強い展開となった。

大引けの日経平均は前週末比167.91円安の22544.84円となった。東証1部の売買高は14億5078万株、売買代金は2兆2899億円だった。業種別では、石油・石炭製品、医薬品、電気・ガス業が下落率上位だった。一方、ゴム製品、銀行業、鉱業が上昇率上位だった。

個別では、日経平均寄与度の大きいファーストリテ<9983>が2%近い下落。レーティング引き下げ観測のエーザイ<4523>は5%超下げた。前週末に決算発表したコマツ
<6301>や取引時間中に決算発表した三菱電<6503>のほか、ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、資生堂<4911>も軟調。中小型株ではVテク<7717>が商いを伴って急反落した。また、第3四半期決算が減収減益となったM&Aキャピ<6080>がストップ安水準まで売られ、三菱総研<3636>などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。
一方、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>といった銀行株が日銀による金融政策見直しへの思惑から引き続き買われ、トヨタ自<7203>や東エレク
<8035>は小じっかり。ヤフー<4689>、アルプス電<6770>などは決算を受けて大きく上昇した。また、第1四半期が好決算だったイーブック<3658>は買い気配のままストップ高比例配分となった。


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