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日経平均は大幅反発、自律反発期待で押し目買いや買い戻し

相場概況
日経平均は大幅反発。15日の米国市場では、サウジアラビア情勢を巡る警戒感などからNYダウが89ドル安となり、円相場は一時1ドル=111.60円台まで上昇。しかし、日経平均は前日に400円超下落していたため、本日は自律反発に期待した買いが先行して26円高からスタートした。寄り付き後はマイナスに転じる場面も度々見られたが、円相場の上げ一服などを背景に買い戻し優勢の展開となった。指数寄与度の大きい値がさ株を中心に押し目買いが入ったこともあり、日経平均は上げ幅を200円超に広げ高値引けした。

大引けの日経平均は前日比277.94円高の22549.24円となった。東証1部の売買高は12億6021万株、売買代金は2兆4823億円だった。業種別では、鉱業、不動産業、鉄鋼が上昇率上位だった。一方、精密機器、サービス業、空運業が下落率上位だった。

個別では、ソフトバンクG<9984>とファーストリテ<9983>が揃って3%を超える上昇となり、2銘柄で日経平均を約116円押し上げた。子会社のNTT都市<8933>に対し株式公開買付け(TOB)を実施すると発表したNTT<9432>は4%超高。国際帝石
<1605>も原油先物相場の上昇や一部証券会社のレーティング付与観測を受けて4%近く上昇した。その他売買代金上位では任天堂<7974>、ソニー<6758>、トヨタ自
<7203>、三菱UFJ<8306>などが堅調。また、NTT都市が買い気配のままストップ高水準となり、SKジャパン<7608>も連日でストップ高を付けて東証1部上昇率上位に並んだ。一方、9月訪日外国人客数の伸び鈍化が警戒された資生堂<4911>、統合比率などを発表した出光興産<5019>と昭和シェル<5002>は軟調ぶりが目立った。
キーエンス<6861>は小安い。また、ヨシムラフード<2884>やベクトル<6058>が東証1部下落率上位に顔を出した。


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