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日経平均は続伸、米年末商戦や万博への期待が押し上げ

相場概況
日経平均は続伸。23日の米国市場では原油先物相場の急落を受け、NYダウが4日続落して178ドル安となった。ただ、米年末商戦の出足が好調と伝わったことに加え、大阪での開催が決まった2025年の国際博覧会(万博)への期待などもあり、連休明けの日経平均は小幅高からスタートすると上げ幅を広げた。海外株の堅調推移や円相場の弱含みも支援材料となり、日経平均は引けにかけて21838.10円(前営業日比191.55円高)まで上昇する場面があった。

大引けの日経平均は前営業日比165.45円高の21812.00円となった。東証1部の売買高は13億3908万株、売買代金は2兆1733億円だった。業種別では、ゴム製品、パルプ・紙、海運業が上昇率上位だった。一方、鉱業、空運業、石油・石炭製品が下落率上位だった。

個別では、任天堂<7974>が米年末商戦への期待から3%近く上昇。内需株の一角が買われ、ユニファミマ<8028>は6%超上昇した。欧州冷蔵機大手を買収すると伝わったダイキン<6367>のほか、ファナック<6954>やSUMCO<3436>も上げが目立った。
その他売買代金上位ではファーストリテ<9983>やソフトバンクG<9984>、カルロス・ゴーン氏を会長職から解任した日産自<7201>などがしっかり。また、新作ゲームの制作決定を発表したgumi<3903>がストップ高水準まで買われた。一方、米長期金利の低下で三菱UFJ<8306>やみずほ<8411>といったメガバンク株が軟調だったほか、トヨタ自<7203>、武田薬<4502>は小安い。リクルートHD<6098>やJAL<9201>は3%前後の下落。冬物の販売伸び悩みで11月既存店売上高が振るわなかったしまむら<8227>は売りがかさみ、東証1部下落率上位にはワールド<3612>などのアパレル大手が顔を出した。


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