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日経平均は大幅に4日続伸、米中合意期待に中国株高も

相場概況
日経平均は大幅に4日続伸。27日の米国市場ではNYダウが続伸し、108ドル高となった。クドロー国家経済会議(NEC)委員長の発言を受けて、米中首脳会談での通商問題に関する合意実現へ期待が高まった。本日の日経平均はこうした流れを好感して84円高からスタートすると、寄り付き後も堅調な展開となった。中国株の上昇も支援材料となり、後場には一時22216.98円(前日比264.58円高)まで上昇した。市場では海外投資家による先物買いや配当再投資の動きが観測された。

大引けの日経平均は前日比224.62円高の22177.02円となった。東証1部の売買高は13億8834万株、売買代金は2兆5511億円だった。業種別では、サービス業、機械、医薬品が上昇率上位だった。一方、空運業、輸送用機器、保険業が下落率上位だった。

個別では、指数寄与度の大きいファーストリテ<9983>が3%超上昇したほか、任天堂
<7974>、KDDI<9433>、SUMCO<3436>などの堅調ぶりが目立った。その他売買代金上位ではソフトバンクG<9984>、武田薬<4502>、ソニー<6758>などがしっかり。美容用の人工皮膚を製品化すると発表した花王<4452>は4%超高。また、抗精神病薬「ラツーダ」の米特許侵害訴訟で和解が成立したと発表した大日住薬<4506>がストップ高水準で取引を終え、東証1部上昇率トップとなった。一方、トヨタ自
<7203>、三菱UFJ<8306>、日産自<7201>などがさえない。トヨタ自などは欧州の自動車株安の流れを引き継いだようだ。イタリア子会社の譲渡中止をLIXIL G<5938>やレーティング引き下げ観測のシスメックス<6869>は大きく売られた。また、ユニファミマ<8028>が過熱感から後場急落し、ティア<2485>などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。


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