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日経平均は6日続伸、イベント控え小高くもみ合い

相場概況
日経平均は6日続伸。29日の米国市場では、週末に行われる米中首脳会談での貿易交渉進展に懐疑的な見方が広がり、NYダウが27ドル安と4日ぶりに反落した。一方、取引開始前に発表された10月鉱工業生産指数速報値が市場予想を上回り、本日の日経平均は12円高でスタートしたが、前場には中国の11月製造業購買担当者景気指数
(PMI)の低下を受けてマイナスに転じる場面があった。後場に入ると中国株の堅調推移を受けてやや強含んだが、重要イベントを控え積極的に上値の追う動きは限定的だった。

大引けの日経平均は前日比88.46円高の22351.06円となった。東証1部の売買高は18億1925万株、売買代金は3兆6637億円だった。業種別では、石油・石炭製品、鉱業、医薬品が上昇率上位だった。一方、証券、電気・ガス業、不動産業が下落率上位だった。

個別では、武田薬<4502>、7&iHD<3382>、村田製<6981>が2%超の上昇。ソニー
<6758>やKDDI<9433>も堅調で、ソフトバンクG<9984>やキーエンス<6861>は小幅に上昇した。大日住薬<4506>は大幅に3日続伸。原油相場の反発を受けて国際帝石
<1605>や石油元売り大手なども上げが目立った。また、JT<2914>とのライセンス契約終了を発表した鳥居薬<4551>、好決算のラクーンHD<3031>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、売買代金トップのトヨタ自<7203>や任天堂<7974>、ピジョン<7956>、三菱UFJ<8306>などがさえない。トヨタ自は引けにかけてマイナスへ転じたが、株価指数の銘柄見直しに伴うリバランスの動きがあった。レーティング引き下げ観測のエプソン<6724>、一部報道が嫌気されたシャープ<6753>、決算発表の内田洋行<8057>は下げが目立ち、ブレインパッド<3655>などが東証1部下落率上位に顔を出した。


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