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日経平均は反落、買い手控えで戻り売り優勢

相場概況
日経平均は反落。25日の米国市場ではNYダウが183ドル高と反発した。連邦準備理事会(FRB)が保有資産の縮小終了を検討しているとの報道や、政府機関の一部閉鎖がひとまず解除されたことなどが好感された。ただ円相場は1ドル=109円台前半と強含みで推移しており、日経平均は前週末に200円近く上昇した反動もあって、本日は27円安からスタートした。戻り待ちの売りが出る一方、重要イベントを前に積極的な買いは手控えられ、後場には中国株安につれて20624.55円(前週末比149.01円安)まで下落する場面があった。

大引けの日経平均は前週末比124.56円安の20649.00円となった。東証1部の売買高は10億6502万株、売買代金は1兆8765億円だった。業種別では、電気・ガス業、その他製品、その他金融業が下落率上位で、その他も全般軟調。上昇したのは電気機器のみだった。東証1部の値下がり銘柄は全体の70%となった。

個別では、任天堂<7974>が3%近く下落したほか、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自
<7203>、日本電産<6594>などがさえない。インド子会社の減益決算がネガティブ視されたスズキ<7269>は3%超の下落。日産自<7201>は一部報道を受けて後場急落する場面があった。内需・ディフェンシブ株の一角では利益確定売りがかさみ、東京電力HD<9501>は4%近い下落。決算発表銘柄では業績下方修正の富士通ゼ<6755>が大きく売られた。また、イーブック<3658>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、売買代金トップの武田薬<4502>やソフトバンク<9434>、ファーストリテ<9983>
は小じっかり。SUMCO<3436>やキーエンス<6861>は2%近い上昇となった。決算発表銘柄ではエムスリー<2413>が買い優勢で、小糸製<7276>は5%近い上昇。また、新日本理化<4406>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。


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