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日経平均は反落、マザーズ株安で個人のマインド悪化も

相場概況
日経平均は反落。29日の米国市場ではNYダウが反発し、51ドル高となった。また、通常取引終了後に決算発表したアップルの株価が時間外取引で上昇。東京市場でもアップル関連とされる電子部品、半導体株を中心に買いが入り、日経平均は36円高からスタートした。ただ、寄り付き直後を高値にマイナスへ転じると、前場には
20527.53円(前日比137.11円安)まで下落する場面があった。サンバイオ<4592>に売り注文が広がるなどマザーズ銘柄が大きく値を下げ、個人投資家のマインドが悪化したとの指摘があった。

大引けの日経平均は前日比108.10円安の20556.54円となった。東証1部の売買高は14億3896万株、売買代金は2兆4801億円だった。業種別では、証券、電気・ガス業、その他金融業が下落率上位だった。一方、石油・石炭製品、鉄鋼など4業種が上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の81%となった。

個別では、ソフトバンク<9434>が3%安。個人投資家の売りが出たとみられ、下げ幅を広げる展開となった。業績予想を下方修正したアルプスアル<6770>も3%安。その他売買代金上位ではソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、トヨタ自<7203>、ファーストリテ<9983>、ソニー<6758>などがさえない。また、サンバイオと再生細胞医薬品を共同開発する大日住薬<4506>はストップ安水準まで売られ、事業再生ADR(裁判以外の紛争解決)の利用を申請したと報じられた曙ブレーキ<7238>も東証1部下落率上位に顔を出した。一方、村田製<6981>、SUMCO<3436>、太陽誘電
<6976>といった電子部品、半導体株が堅調。決算発表銘柄では信越化<4063>が2%高となり、オービック<4684>やコメリ<8218>は7%超高と急伸した。また、アイネス
<9742>やアルトナー<2163>が東証1部上昇率上位に顔を出した。


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