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日経平均は4日ぶり反落、ディスコやオムロン急落、景気敏感株に警戒感も

相場概況
日経平均は4日ぶり反落。25日の米国市場でNYダウは続落し、128ドル安となった。ボーイングやスリーエムといった主要企業の決算が嫌気され、堅調な経済指標を受けて大幅利下げへの期待が後退したことも売りを誘った。本日の日経平均は米株安の流れを引き継ぎ、利益確定の売りが先行して56円安からスタート。前日発表された決算に対する反応はまちまちだったが、ここまで相場をけん引してきた景気敏感株を中心に先行きへの警戒感が出て、日経平均は前場に一時21590.66円(前日比165.89円安)まで下落した。

大引けの日経平均は前日比98.40円安の21658.15円となった。東証1部の売買高は9億2618万株、売買代金は1兆7301億円だった。業種別では、非鉄金属、輸送用機器、機械が下落率上位だった。一方、情報・通信業、医薬品、精密機器が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の66%、対して値上がり銘柄は29%となった。

個別では、東エレク<8035>やトヨタ自<7203>が軟調で、前日にストップ高を付けたアドバンテス<6857>はやや売り優勢だった。ファーストリテ<9983>も小幅ながら下落。ディスコ<
6146>やオムロン<6645>が前日発表した決算を受けて急落し、決算発表を控えたキーエンス
<6861>など他の半導体関連株やFA(ファクトリーオートメーション)関連株にも売りが波及した。また、イーブック<3658>や日清粉G<2002>が東証1部下落率上位に並んだ。一方、2号ファンド設立を発表したソフトバンクG<9984>のほか、ソニー<6758>や日本電産<6594>
がしっかり。日本電産の第1四半期は2ケタ減益だったが、成長期待が続いたようだ。任天堂<7974>は小幅に上昇した。好決算のエムスリー<2413>やNRI<4307>、本業ベースでの大幅増益が好感された富士通<6702>は急伸。また、エイトレッド<3969>はストップ高水準まで買われた。


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