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日経平均は反落、配当落ちなどで下げ幅一時300円超

相場概況
日経平均は反落。26日の米国市場でNYダウは反落し、79ドル安となった。ウクライナのゼレンスキー大統領との電話会談をきっかけとしたトランプ大統領の弾劾問題を巡り、政権運営の先行き不透明感から売りが出た。また、本日の日経平均は9月末の配当権利落ちの影響が160円ほどあったが、円相場の弱含みを支えに113円安からスタートした。寄り付き後は下げ幅を広げる展開となり、後場中ごろに21733.69円(前日比314.55円安)まで下落する場面もあったが、引けにかけてやや値を戻した。

大引けの日経平均は前日比169.34円安の21878.90円となった。東証1部の売買高は13億
5366万株、売買代金は2兆3672億円だった。業種別では、電気・ガス業、その他金融業、空運業が下落率上位で、その他も全般軟調。精密機器と鉱業の2業種のみ小幅に上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の78%、対して値上がり銘柄は19%となった。

個別では、ソフトバンクG<9984>と東エレク<8035>が2%近く下落し、日経平均の押し下げ役となった。ソフトバンクGは出資先の米シェアオフィス大手を巡る不透明感などが嫌気され、東エレクは米半導体大手の決算を受けた売りが出た。配当落ちで三菱UFJ<8306>や武田薬<4502>は2%超、ソフトバンク<9434>は3%超の下落。その他売買代金上位では任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>、トヨタ自<7203>などがさえない。また、中国ファンドが金融支援を見送ったJDI<6740>は急落し、東証1部下落率上位に顔を出した。一方、コロプラ<3668>やKLab<3656>といったゲーム関連株が新作の好調をはやして活況。コロプラはストップ高水準で取引を終え、東証1部上昇率トップとなった。工作機械受注見通しが下方修正されたものの、ファナック<6954>やSMC<6273>といった関連銘柄は堅調だった。


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