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日経平均は大幅に続落、新型肺炎拡大により世界的株安に、それでも押し目買いも散見される

相場概況
日経平均は大幅に続落。東京市場が休場だった24日の米国市場では、新型コロナウイルスによる感染被害が新たに韓国やイタリアでも観測され、世界経済減速への懸念から大幅下落となった。欧州株も含め全面安となり、投資家心理が悪化するなか、NYダウは1000ドルを超す下落となった。こうした流れを受けて、週明けの日経平均は朝方に一時1000円を超す大幅下落をみせた。ただ、その後は押し目買いが入る形で、前引けまでは徐々に下げ幅を縮めていく展開に。それでも警戒感払拭には程遠く、後場には若干ながら再度下げ幅を拡げてスタートし、その後は狭いレンジでの小動きとなった。

大引けの日経平均は前日比781.33円安の22605.41円となった。東証1部の売買高は17億
7802万株、売買代金は3兆3101億円だった。業種別では、海運、証券、金属、鉄鋼などを筆頭に東証33業種すべてが大幅なマイナス推移。下落率が相対的に小さかった石油や精密でも2%を超える下落であった。東証1部の値下がり銘柄は全体の98%、対して値上がり銘柄は1%となった。個別では、新型コロナウイルスの治療のためにインフルエンザの治療薬「アビガン」を患者に投与したことが厚労相によって明らかにされた富士フイルム<4901>が3%近い上昇をみせて売買代金上位に顔を出した。その他、値上がり率上位では、新型肺炎拡大からWeb会議の配信ビジネスへの期待が高まったブイキューブ<3681>がストップ高となったほか、大幸薬品<4574>も5%超の上昇となった。一方、ソフトバンクG<9984>やファーストリテ<9983>などの日経平均高構成比銘柄や、ソニー<6758>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、キーエンス<6861>などのハイテク株は大きく売り込まれた。

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