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日経平均は3日ぶり小幅反発、寄り付き高値に上値重く

相場概況
日経平均は3日ぶり小幅反発。12日の米国市場でNYダウは4日続伸し、250ドル高となった。翌日にイベント開催を控えたアップルなど主力ハイテク株を中心に買いが入った。本日の日経平均も米株高の流れを引き継いで109円高からスタート。ただ、寄り付きがこの日の高値となり、その後利益確定売りに押されマイナスへ転じると、前場中ごろを過ぎて23490.95円(前日比67.74円安)まで下落する場面があった。後場に入り再びプラスへ切り返したが、やはり上値は重く、小高い水準でこう着感を強めた。

大引けの日経平均は前日比43.09円高の23601.78円となった。東証1部の売買高は8億7081万株、売買代金は1兆8405億円だった。業種別では、空運業、保険業、不動産業が上昇率上位だった。一方、鉱業、石油・石炭製品、医薬品が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の48%、対して値下がり銘柄は47%となった。

個別では、任天堂<7974>、ソニー<6758>、トヨタ自<7203>がしっかり。村田製<6981>はアップルのイベントを前に4%近く上昇し、ファナック<6954>は9月工作機械受注の内容が好感されて4%超の上昇となった。中小型株ではGMO−GS<3788>が急伸。電子署名の利用急増報道が物色の手掛かりとなったようだ。また、日電波<6779>がストップ高を付け、東証1部上昇率トップとなった。一方、売買代金トップのソフトバンクG<9984>は朝方に取引時間中の年初来高値を付けたものの、その後マイナスへ転じた。ファーストリテ<9983>もさえない。カラオケのコシダカHD<2157>、外食のクリレスHD<3387>、食品スーパーのライフコーポ<8194>といった小売り・サービス関連の一角は軟調ぶりが目立った。また、業績下方修正を発表したサインポスト<3996>などが東証1部下落率上位に顔を出した。


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