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日経平均は4日続伸、リバランス需要期待が支え、連日のバブル後高値

相場概況
日経平均は4日続伸。26日の米国市場は感謝祭の祝日で休場だった。積極的な買いの手掛かりに乏しいなか、週末を前に利益確定の売りが出て、本日の日経平均は7円安からスタート。朝方プラス圏に浮上したものの、前引けにかけて一時26419.05円(前日比118.26円安)まで下落するなど方向感を欠く展開だった。ただ、引けにかけてNTTドコモ<9437>株の公開買付け(TOB)に絡んで東証株価指数(TOPIX)のリバランス需要が発生するとの観測から、後場に入ると26672.40円(同135.09円高)まで上昇する場面があった。

大引けの日経平均は前日比107.40円高の26644.71円となった。終値としてはバブル崩壊後の戻り高値を連日で更新。東証1部の売買高は15億2950万株、売買代金は3兆4069億円だった。業種別では、精密機器、不動産業、非鉄金属が上昇率上位だった。一方、電気・ガス業、銀行業、輸送用機器が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の69%、対して値下がり銘柄は28%となった。

個別では、ソフトバンクG<9984>とエムスリー<2413>が2%超上昇し、日経平均の押し上げ役となった。日本電産<6594>は4%の上昇となり、エムスリーとともに連日で上場来高値(株式分割考慮)を更新。その他売買代金上位でも任天堂<7974>、ソニー<6758>、キーエンス<6861>といった値がさグロース(成長)株が買われた。また、三井不<8801>による株式公開買付け(TOB)実施観測が報じられた東京ドーム<9681>は買い気配のままストップ高比例配分となり、野村不HD<3231>やダイビル<8806>、平和不<8803>などの不動産株にも思惑買いが向かった。一方、トヨタ自<7203>などの自動車株や三菱UFJ<8306>などのメガバンク株は軟調。リクルートHD<6098>やダイキン<6367>
は日経平均の押し下げ役となった。また、配当権利落ちのジャステック<9717>、前日に決算発表したタカショー<7590>や菱洋エレク<8068>が東証1部下落率上位に顔を出した。


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