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日経平均は大幅続伸、米景気の先行き期待で

相場概況
日経平均は大幅続伸。25日の米国市場でNYダウは3日ぶりに反発し、199ドル高となった。失業保険申請の減少や新型コロナウイルスのワクチン配給目標引き上げで、景気敏感株を中心に買いが入った。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで338円高からスタートすると、朝方には一時29240.74円(前日比510.86円高)まで上昇。その後は年度末を前にした手控えムードから伸び悩む場面もあったが、後場には米株価指数先物やアジア株の上昇が追い風となって堅調に推移した。

大引けの日経平均は前日比446.82円高の29176.70円となった。東証1部の売買高は12億
8270万株、売買代金は2兆8093億円だった。業種別では、全33業種がプラスとなり、海運業、精密機器、陸運業、ゴム製品、サービス業が上昇率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の81%、対して値下がり銘柄は16%となった。

個別では、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、三菱UFJ<8306>、ソニー<6758>、トヨタ自<7203>など売買代金上位はおおむね堅調。値がさグロース(成長)株が上げ幅を広げ、任天堂<7974>は3%の上昇となった。ツムラ<4540>は一部証券会社の投資判断引き上げを受けて急伸。出版取次大手トーハンとの資本業務提携を発表したメディアドゥ<3678>、業績上方修正を発表したJCRファーマ<4552>なども大きく買われ、アクセル<6730>が東証1部上昇率トップとなった。一方、売買代金上位ではキーエンス<6861>が逆行安。良品計画<7453>は3%超下落したが、中国・ウイグル族を巡る問題の影響が懸念されたようだ。日立<6501>による売却観測が報じられた日立金<5486>も売り優勢。また、前日ストップ高のハイパー<3054>が急反落し、東証1部下落率上位に顔を出した。


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