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日経平均は反発、米ハイテク株高引き継ぐも後場こう着、売買3カ月ぶり低水準

相場概況
日経平均は反発。24日の米国市場でNYダウは3日ぶりに小幅反落し、9ドル安となった。引き続き金融正常化の前倒し観測が相場の重しとなったが、感謝祭の祝日を控え買い戻しが入った。また、長期金利の上昇が一服し、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は反発。本日の東京市場でも値がさ株を中心に買いが先行し、日経平均は166円高からスタートすると、前場中ごろには一時29570.42円(前営業日比267.76円高)まで上昇した。ただ、後場になると今晩の米休場を前に高値圏でこう着感を強めた。

大引けの日経平均は前営業日比196.62円高の29499.28円となった。東証1部の売買高は9億5984万株、売買代金は2兆1145億円と8月27日以来の低水準だった。業種別では、証券、鉱業、陸運業が上昇率上位だった。一方、空運業、パルプ・紙、食料品が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の46%、対して値下がり銘柄は49%となった。

個別では、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ソニーG<6758>、ファーストリテ<9983>などがしっかり。塩野義<4507>は3%の上昇で上場来高値を更新した。新型コロナウイルスを含む感染症対策でベトナムと基本合意したと発表している。11月既存店売上が増収に転じたしまむら<8227>、水素製造装置を巡る報道が伝わった旭化成<3407>なども好感した買いが優勢。また、循環型波力揚水発電の実用化を目指すことが報じられた東洋電<6505>はストップ高を付けた。一方、リクルートHD<6098>が2%超下落し、レーザーテック<6920>やトヨタ自<7203>もさえない。新株予約権付社債(転換社債)による資金調達を発表したANA<9202>が5%超下落し、JAL<9201>にも売りが波及した。ニトリHD<9843>は11月既存店売上が減収に転じて大きく下落。また、公募増資の実施を発表したアルコニックス<3036>などが東証1部下落率上位に顔を出した。


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