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日経平均は小幅に続落、四半期末のリバランス売りなど警戒

相場概況
*15:50JST 日経平均は小幅に続落、四半期末のリバランス売りなど警戒
日経平均は小幅に続落。昨日28日の米株式市場でNYダウは3日ぶり反発。10年債利回りが16年ぶり高水準に達したため警戒感から売りが先行したが、その後、4-6月期の国内総生産(GDP)や個人消費の確定値の伸びが予想を下回ったため、長期金利は上昇が一服。株式市場では買い戻し優勢となり、相場は上昇に転じた。ナスダック総合指数は+0.83%だった。米株高を受けた今日の東京市場は買いが先行し、日経平均は146.12円高でスタート。日経平均は先週初19日から昨日まで、8営業日で1600円を超す下げとなっており、押し目買いも入りやすかった。一方、機関投資家などによる四半期末に伴うリバランス(資産の再配分)売りが出やすいとの見方から積極的な買いを手控える向きもあり、取引開始後は買いが続かず、昨日の水準を挟み、方向感の定まらない動きとなった。

大引けの日経平均は前日比14.90円安の31857.62円となった。東証プライムの売買高は18億8589万株、売買代金は4兆9096億円だった。セクターでは海運業、鉄鋼、鉱業などが下落。一方、その他製品、精密機器の2業種が上昇した。東証プライムの値下がり銘柄は全体の74%、対して値上がり銘柄は23%となった。

個別では、商船三井<9104>、川崎船<9107>、郵船<9101>、デンソー<6902>、神戸鋼<
5406>、東電力HD<9501>、日立<6501>、日本製鉄<5401>、丸紅<8002>、INPEX<1605>、住友商<8053>、コマツ<6301>、日産自<7201>が下げた。個別の材料では、第1四半期決算営業利益が66.2%増となったが目先材料出尽くし感が台頭したハニーズHD<
2792>、東証スタンダードでは、24年5月期業績予想を上方修正したが利益確定売りがかさんだ銚子丸<3075>が軟調な展開となった。

一方、ディスコ<6146>、ルネサス<6723>、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>、ネクステージ<3186>、任天堂<7974>、ソシオネクスト<6526>、リクルートHD<6098>、信越化<4063>、楽天グループ<4755>、が上げた。個別の材料では、24年3月期業績予想を上方修正したJCRファーマ<4552>、9月の単体売上高が6.9%増と8月の5.3%
減から改善したアスクル<2678>、株主優待制度の拡充を発表したFPパートナー<7388>が買われた。

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