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日経平均は68円高でスタート、東芝やJR東などが上昇

寄り付き概況
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27793.63;+68.83TOPIX;1939.42;+3.76


[寄り付き概況]

 26日の日経平均は68.83円高の27793.63円と反発して取引を開始した。前日25日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は39.24ドル高の35405.50ドル、ナスダックは22.06ポイント高の15041.86で取引を終了した。利益確定売りに寄り付き直後、下落。しかし、7月耐久財受注速報値が予想ほど落ち込まず、安心感が広がり上昇に転じた。製薬会社ファイザー・ビオンテックがブースター接種の正式承認を目指した申請を当局に提出したとの報道で、回復期待に伴う買いが一段と強まり、終日、堅調に推移。ハイテクも引き続き強く、ナスダックは3日連続で史上最高値を更新して終了した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が上昇した流れを引き継いだ。また、米市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の上昇率が主要3指数を上回ったことが東京市場で半導体関連株の株価を支えたほか、外為市場で1ドル=110円00銭前後と昨日15時頃に比べ30銭ほど円安・ドル高方向に振れたことが輸出株などの株価支援要因となった。一方、27日のジャクソンホール会議で予定されているパウエルFRB議長の講演内容を見極めたいとして、積極的な買いを手控えるムードがあり、また、新型コロナ感染拡大や、自民党総裁選、衆院選などを絡めた政局の不透明感などが買い手控え要因となったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は8月15日-21日に国内株を4週ぶりに売り越した。売越額は5506億円だった。

 セクター別では、空運業、ゴム製品、鉱業、不動産業、陸運業などが値上がり率上位、海運業、パルプ・紙、小売業、水産・農林業、化学などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、東芝
<6502>、三菱UFJ<8306>、日本製鉄<5401>、ベイカレント<6532>、JR東<9020>、第一三共<4568>、デンソー<6902>、OLC<4661>、ANA<9202>などが上昇。他方、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、塩野義薬<4507>、武田薬<4502>、ソニーG<6758>、キーエンス<6861>、日立<6501>、村田製<6981>、リクルートHD<6098>、ファナック<6954>、昭和電工<4004>、JT<2914>などが下落している。



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