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日経平均は94円安でスタート、キーエンスやNTTなどが下落

寄り付き概況
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;29744.73;-94.98TOPIX;2057.78;-6.77


[寄り付き概況]

 22日の日経平均は94.98円安の29744.73円と続落して取引を開始した。前日21日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は50.63ドル安の33919.84ドル、ナスダックは32.50ポイント高の14746.40で取引を終了した。中国の不動産開発会社の危機は制御可能で、世界市場への影響は限定的にとどまるとの思惑が強まり、寄り付き後、上昇。ただ、中国経済の回復鈍化懸念や、連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会
(FOMC)を開催中で警戒感が拭えず、ダウは買いが続かず下落に転じた。ハイテク株は押し目買い意欲も強く、ナスダック総合指数は上昇した。

 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均が次第に売りに押される展開となったことが東京市場の重しとなり、また、今日、日銀金融政策決定会合の結果発表、黒田日銀総裁の記者会見、FOMCの結果発表、パウエルFRB議長の記者会見などの金融イベントが予定されていることに加え、明日は東京市場が休場となることから積極的な買いを見送る向きもあった。一方、次期政権の政策への期待感のほか、新型コロナの新規感染者数の減少やワクチン接種の進展による経済活動の正常化期待が、引き続き株価下支え要因となった。また、昨日の日経平均が大幅安となった後ということもあり、押し目買いも入りやすかったが、寄り付き段階では売りが優勢だった。今日は、シンプレクス・ホールディングス<4373>が東証1部に、ユミルリンク<4372>、コアコンセプト・テクノロジー<4371>がマザーズに上場した。今日は香港、韓国が休場となる。

 セクター別では、非鉄金属、繊維製品、卸売業、保険業、金属製品などが値下がり率上位、空運業、海運業、水産・農林業、その他製品、銀行業などが値上がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、キーエンス<6861>、NTT<9432>、三井物産<8031>、ダイキン<6367>、JFE<5411>、ファナック<6954>、信越化<4063>、リクルートHD<6098>、日本電産<6594>、SUMCO<3436>、シマノ<7309>などが下落。
他方、ソフトバンクG<9984>、三菱UFJ<8306>、任天堂<7974>、JR西<9021>、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>、ファーストリテ<9983>、ANA<9202>、ベイカレント<
6532>、エムスリー<2413>などが上昇している。



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