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日経平均は43円高でスタート、キーエンスやフジクラなどが上昇

寄り付き概況
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;26430.28;+43.65TOPIX;1865.17;+4.41


[寄り付き概況]

 28日の日経平均は43.65円高の26430.28円と反発して取引を開始した。前日27日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は61.75ドル高の33301.93ドル、ナスダックは1.81ポイント安の12488.93で取引を終了した。ソフトウェアメーカーのマイクロソフト(MSFT)やクレジットカード会社のビザ(V)決算を好感した買いが相場を支え、寄り付き後、上昇。3月中古住宅販売成約指数が予想を下振れ一時下落に転じるも、中国の2都市でコロナ感染が落ち着く兆しとの報道で、世界経済の成長減速への脅威も後退し再び上昇した。値ごろ感から押し目買い意欲も強まり、ダウはプラス圏を維持。ハイテクは金利高を警戒し小幅下落した。

 今日の東京株式市場は、寄付き段階では売り買いが交錯した。外為市場で1ドル=128円30銭台と昨日15時頃に比べ70銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場の輸出株などの株価を支えた。また、昨日の米株式市場の取引終了後に1-3月期決算を発表したメタプラットフォームズなどが時間外取引で上昇したことも東京市場の投資家心理を明るくした。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が反発したものの、前日に800ドルを超す下げとなった後にしては戻りが鈍く、また、ナスダック総合指数やフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が下落に転じて取引を終えたことなどが嫌気された。さらに、東京市場が明日から大型連休に入ることから積極的な買いを見送る向きもあり、寄付き段階では売り買いが拮抗した。なお、取引開始前に発表された3月の鉱工業生産指数(季節調整済み)速報値は前月比0.3%上昇だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は同0.5%上昇だった。同じく取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は4月17-23日に国内株を4週連続で買い越した。買越額は5951億円だった。今日は、ペットゴー<7140>、クリアル<2998>が東証グロースに上場した。

 セクター別では、卸売業、水産・農林業、化学、鉄鋼、石油石炭製品などが値上がり率上位、その他製品、サービス業、電気・ガス業、海運業、情報・通信業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、キーエンス<6861>、フジクラ<5803>、TDK<6762>、第一三共<4568>、カプコン<9697>、信越化<4063>、シマノ<7309>、ファナック<6954>、ANA<9202>、伊藤忠<8001>、三菱商事<8058>、キヤノン<7751>、サイバー<4751>、INPEX<1605>などが上昇。他方、OLC<4661>、エムスリー<2413>、スズキ<7269>、日立建<6305>、キッコーマン<2801>、アステラス薬<4503>、川崎汽船<9107>、ZHD<4689>、リクルートHD<6098>、住友鉱<5713>、JR東<9020>、ファーストリテ<9983>などが下落している。



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