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日経平均は205円高でスタート、ディスコや楽天グループなどが上昇

寄り付き概況
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;32432.95;+205.98TOPIX;2314.31;+10.90


[寄り付き概況]

 30日の日経平均は205.98円高の32432.95円と3日続伸して取引を開始した。前日29日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は292.69ドル高の34852.67ドル、ナスダックは238.63ポイント高の13943.76で取引を終了した。中国の大手国有銀行が既存の住宅ローン金利を引き下げ、成長支援策を強化するとの報道を好感し、買いが先行。7月JOLTS求人件数や8月消費者信頼感指数が予想を下回ると追加利上げ観測が後退、長期金利の大幅な低下に伴いハイテクを中心に買われ、株式相場は上げ幅を拡大した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が1.74%上昇、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2.59%上昇と、ダウ平均(0.85%上昇)より上昇率が大きく、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価支援要因となった。また、中国の景気懸念が意識されているが、昨日の香港ハンセン指数や上海総合指数が大幅に続伸したことが、東京市場の安心感となった。一方、外為市場で1ドル=145円90銭台と、昨日15時頃と比べ40銭ほど円高・ドル安水準となったことが東京市場で輸出株などの株価の重しとなった。また、日経平均は32200円台後半に位置する25日移動平均線が上値抵抗線となり、ここからの短期的な上値余地は大きくないとの見方もあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。今日は、インバウンドプラットフォームが東証グロースに上場した。

 セクター別では、電気機器、銀行業、精密機器、機械、鉱業などが値上がり率上位、小売業、電気・ガス業、水産・農林業、パルプ・紙、不動産業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ディスコ<6146>、東エレク<8035>、ソシオネクスト<6526>、クボタ<6326>、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>、ニデック<6594>、楽天グループ<4755>、HOYA<7741>、ルネサス<6723>、キーエンス<6861>、三菱重<7011>、信越化<4063>、三井物<8031>、ファナック
<6954>などが上昇。他方、コシダカHD<2157>、イオン<8267>、東電力HD<9501>、JINSHD<3046>、吉野家HD<9861>、クリレスHD<3387>、サイゼリヤ<7581>などが下落している。

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