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日経平均は38円安でスタート、東エレクやエーザイなどが下落

寄り付き概況
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;32640.05;-38.57TOPIX;2387.26;+1.76


[寄り付き概況]

 26日の日経平均は38.57円安の32640.05円と反落して取引を開始した。前日25日の米国株式市場は反発。ダウ平均は43.04ドル高の34006.88ドル、ナスダックは59.51ポイント高の13271.32で取引を終了した。10年債利回りが2007年来の高水準となる金利高を警戒した売りに、寄り付き後、下落。

 また、議会の予算交渉が難航し政府機関閉鎖リスクが上昇、信用格付けにもネガティブに反映する懸念も広がり、一段安となった。ただ、ユダヤ教の祭日で参加者が限られ売りが続かず、また、シカゴ連銀のグールズビー総裁がソフトランディングの可能性を指摘すると期待感から終盤にかけて買戻しが強まり、プラス圏を回復し終了した。

 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)がそろって5日ぶりに反発したが、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締めが長期化するとの観測は根強く、昨日の海外市場で米長期金利が上昇。これを受け、米株式市場でダウ平均が一時180ドルを超す下げとなるなどマイナス圏で推移する場面が多かったこともあり、米株式相場の基調は強くないとの見方があり、東京市場の株価の重しとなった。

 一方、昨日の米株式市場で主要3指数が上昇したことが東京市場の株価支援要因となった。また、外為市場で1ドル=148円80銭台と、昨日15時頃と比べ30銭ほど円安・ドル高となり、このところの円安傾向が継続していることが、東京市場で輸出株などの株価を支える要因となった。

 さらに、岸田首相が10月中の経済対策とりまとめを指示し、政府・与党が規模に関する議論を始めることから、経済対策に期待する向きもあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。今日は、ネットスターズ<5590>が東証グロースに、オートサーバー<5589>が東証スタンダードと名証メインに上場した。

 セクター別では、医薬品、金属製品、情報・通信業、建設業、ゴム製品などが値下がり率上位、海運業、保険業、銀行業、その他金融業、証券商品先物などが値上がり率上位に並んでいる。

 東証プライムの売買代金上位では、第一三共<4568>、東エレク<8035>、エーザイ<
4523>、東電力HD<9501>、神戸鋼<5406>、アステラス薬<4503>、JT<2914>、ファナック<6954>、ルネサス<6723>、ソシオネクスト<6526>、JFE<5411>、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>などが下落。他方、三井住友<8316>、東京海上<8766>、商船三井<9104>、日本郵政<6178>、郵船<9101>、三菱UFJ<8306>、武田薬<4502>
などが上昇している。

<CS>

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