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日経平均は438円安でスタート、ゆうちょ銀行や日立などが下落

寄り付き概況
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;40324.42;-438.31TOPIX;2766.19;-33.09


[寄り付き概況]

 28日の日経平均は438.31円安の40324.42円と反落して取引を開始した。前日27日の米国株式市場は反発。ダウ平均は477.75ドル高の39760.08ドル、ナスダックは83.83ポイント高の16399.52で取引を終了した。値ごろ感からの買いに、寄り付き後、上昇。携帯端末のアップル(AAPL)や電気自動車テスラ(TSLA)など一部ハイテク株の回復、利下げ期待やソフトランディング期待を受けた買いが引き続き支援し、相場は終日堅調に推移した。終盤にかけ、月末、期末に向けた調整と見られる買戻しに上げ幅を拡大した。

 今日の東京株式市場は売りが先行した。今日は3月期末配当の権利落ち日にあたり、日経ニュースによると、日経平均には260円ほどの下押し影響があるとみられるという。また、外為市場で1ドル=151円30銭台と、昨日15時頃と比べ40銭ほど円高・ドル安に振れたことに加え、為替介入への警戒感もあり、東京市場で輸出株などの株価の重しとなった。一方、昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価を支えた。特に、ダウ平均が1%を超す大幅高となったことが、東京市場で景気敏感株の株価下支え要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。
なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は3月17-23日に国内株を2週連続で売り越した。売越額は8914億円だった。今日は、カウリス<153A>、情報戦略テクノロジー<155A>が東証グロースに上場した。

 セクター別では、証券商品先物、水産・農林業、建設業、銀行業、パルプ・紙などが値下がり率上位、鉱業、不動産業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ゆうちょ銀行<7182>、SBI<8473>、日立<6501>、JR九州
<9142>、ソフトバンク<9434>、神戸鋼<5406>、武田薬<4502>、日本製鉄<5401>、リゾートトラスト<4681>、信越化<4063>、近鉄GHD<9041>、伊藤忠<8001>、オリックス
<8591>などが下落。他方、東電力HD<9501>、三菱重<7011>、霞ヶ関キャピタル<3498>、小林製薬<4967>、レーザーテック<6920>などが上昇している。



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