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日経平均は5日続伸、短期資金は中小型株に向かいやすく

後場の投資戦略
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;22378.46;+201.44TOPIX;1666.87;+13.21

[後場の投資戦略]

 中間配当の再投資などの需給面の下支えは意識されるものの、8日につけた直近の戻り高値の位置する22500-22600円の水準は、75日移動平均線や直近の価格帯別売買高でも商いの集中しているレンジであることから、こちらを前に日経平均も次第に戻り売りの動きが意識されるところである。直近のリバウンド局面はショートカバーの動きが主体であることからも、米中首脳会談を前に積極的なポジションは取りにくい状況が続く。これにより、後場は引き続き中国をはじめとするアジア市場の動向を受けた短期筋の動きを注視しておきたい。

 他方、米国株高を背景にマザーズ先物はナイトセッションで節目の1000ptを約1ヶ月ぶりの突破をみせ、本日はその節目がマザーズ先物のサポートラインとして機能している。個別では、信用評価損益率が改善基調にあるなかで、MTG<7806>が上場来安値からの半値戻し水準を明確に上抜けてきているほか、サンバイオ<4592>は上場来高値を再び更新する格好に。10月の全体相場における急ピッチの下落を受け、マザーズ先物の取引高は、ロール月でないにもかかわらず、85798単位と2016年7月の上場来最高月間取引高を記録した。これに伴い建て玉も積み上がっており、節目の回復と共に売り方の買い戻しが強まっている。
こちらも主力大型株同様にあくまで売り方の買い戻しが主因であり、来週以降は12月のIPO
(新規株式公開)ラッシュに向けた換金売り圧力が一段と強まりやすいなかではあるが、後場にかけても短期資金は中小型株物色へと向かう可能性はある。

<HI>

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