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後場の日経平均は613円安でスタート、レーザーテックや川崎汽船が下落

後場の寄り付き概況
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;26296.97;-613.90TOPIX;1874.42;-36.26


[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比613.90円安の26296.97円と、前引け(26327.90円)から下げ幅を広げてスタート。ランチタイム中の225先物は26250円〜26340円のレンジで終盤にかけて弱含みで推移。ドル・円は1ドル=114.60-70円と朝方と同水準での動き。アジア市況では上海総合指数と香港ハンセン指数が揃って大きく下落、ハンセン指数の下落率は3%を超えている。前場の日経平均は下値模索の展開が続いた。ロシアがウクライナ東部の親ロシア分離主義勢力が実効支配する一部地域の独立を承認したことで、欧米との対立激化が警戒された。国内市場は明日が祝日で休場となるなか、連休明けの今晩の米国市場の動きを見極めたいとの思惑もあり、押し目買い意欲は限られている。他方で、時間外取引の米株価指数先物やアジア市況の大幅下落を受けて短期筋による先物主導の売りが膨らんでいるもよう。前場のTOPIX(東証株価指数)の下落率が2%未満だったことで、日銀の上場投資信託(ETF)買いが期待しにくいなか、後場の日経平均は一段と下げ幅を広げる展開となっている。

 セクター別ではゴム製品、ガラス・土石製品、保険業などが下落率上位に並んでいる一方、鉱業、医薬品の2業種のみが上昇となっている。東証1部の売買代金上位では、東エレク<8035>、川崎汽船<9107>、レーザーテック<6920>、ソニーG<6758>、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、SUMCO<3436>、村田製<6981>、OLC<4661>、ルネサス<6723>などを筆頭に全般売り優勢。一方、第一三共<4568>が大幅に上昇しており、リクルートHD<6098>、ベイカレント<6532>なども堅調。


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