売り買い交錯も6月相場への期待感が表れる展開に
[14/05/30]
提供元:株式会社フィスコ
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オープニングコメント
30日の東京市場は底堅い相場展開が続きそうである。29日の米国市場は上昇し、S&P500指数は再び史上最高値を更新した。1-3月期の実質国内総生産(GDP)改定値は年率換算で前期比1.0%減と、速報値の0.1%増から1.1ポイントの下方修正となった。これを受けて売られる局面もみられたが、その後は切り返す展開になっている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比45円高の14735円となり、この流れを引き継ぐ格好から買いが先行しそうだ。
もっとも日経平均は前日まで6営業日続伸となる中、短期的には過熱感も意識されるため、利食い売りなどから売り買いが交錯しやすいところでもある。円相場に対する
過度な反応こそないとはいえ、1ドル102円手前で小康状態が続いている為替動向も上値の重しとして手掛けづらくさせる要因になる。そのため、日経平均については14700円処でのこう着が続きそうである。
ただ、日経平均は7営業日続伸を目指す格好となるが、6月相場への期待感の表れのように映る。GPIFへの思惑や政府の成長戦略への期待感から物色意欲は一段と高まる可能性がある。また、過熱感が意識される一方で、年初からの下落基調によって株価位置としては値ごろ感が台頭しやすく、オーバーウィークのポジションも比較的取りやすいだろう。
<TN>
もっとも日経平均は前日まで6営業日続伸となる中、短期的には過熱感も意識されるため、利食い売りなどから売り買いが交錯しやすいところでもある。円相場に対する
過度な反応こそないとはいえ、1ドル102円手前で小康状態が続いている為替動向も上値の重しとして手掛けづらくさせる要因になる。そのため、日経平均については14700円処でのこう着が続きそうである。
ただ、日経平均は7営業日続伸を目指す格好となるが、6月相場への期待感の表れのように映る。GPIFへの思惑や政府の成長戦略への期待感から物色意欲は一段と高まる可能性がある。また、過熱感が意識される一方で、年初からの下落基調によって株価位置としては値ごろ感が台頭しやすく、オーバーウィークのポジションも比較的取りやすいだろう。
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