政策関連への物色に広がりがみられるか
[14/09/02]
提供元:株式会社フィスコ
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オープニングコメント
2日の東京市場は、全体としてはこう着感の強いなか、政策関連への物色が続きそうである。1日の米国市場はレイバーデーの祝日で休場だったこともあり、本日も海外勢の資金流入は限られそうである。シカゴ日経225先物は時間外取引で15480円と前日終値水準。円相場は1ドル104円30銭辺りと、やや円安に振れて推移しており、買い先行で始まりそうである。
1日の日経平均は5日線と25日線に挟まれたレンジ取引が続き、日中値幅は37円程度と今年最低。また、東証1部の出来高は4営業日ぶりに20億株を下回り、売買代金は10営業日ぶりの低水準だった。その中で、建設株やガラス土石、非鉄金属、鉄鋼といった、社会インフラなどの政策関連銘柄・セクターが軒並み強い値動きをみせていた。
3日の内閣改造を控え、安全保障法制担当、地方創生担当、五輪担当相などが新設させるほか閣僚等の人選も伝えられている。改めて政策期待が高まりやすく、アベノミクス第2幕への思惑にもつながる。また、米国では週末に雇用統計の発表を控えているほか、ウクライナ情勢などの地政学リスクに対する警戒感も根強く、内需系にシフトしやすい地合いでもある。
そのほか、足元ではミクシィ<2121>、サイバーダイン<7779>などが一服となるなど、値がさの中小型株への利益確定から低位の建設株といったシフトもみられている。日印首脳会談では、今後5年間で日本がインドに官民で約3.5兆円の投融資をし、日本政府は交通インフラや工業団地の整備などを後押しする。
さらに、安倍首相は6-8日の日程でバングラデシュとスリランカを訪れると発表。商社や建設業など中小を含む約40社・団体の企業幹部も同行すると伝えられている、インフラ整備需要などへの思惑が高まりやすい。政策関連に資金が集中しやすい地合いでもあり、明日の内閣改造の発表を控えるなか、物色に広がりがみられてくる可能性もありそうだ。
<TN>
1日の日経平均は5日線と25日線に挟まれたレンジ取引が続き、日中値幅は37円程度と今年最低。また、東証1部の出来高は4営業日ぶりに20億株を下回り、売買代金は10営業日ぶりの低水準だった。その中で、建設株やガラス土石、非鉄金属、鉄鋼といった、社会インフラなどの政策関連銘柄・セクターが軒並み強い値動きをみせていた。
3日の内閣改造を控え、安全保障法制担当、地方創生担当、五輪担当相などが新設させるほか閣僚等の人選も伝えられている。改めて政策期待が高まりやすく、アベノミクス第2幕への思惑にもつながる。また、米国では週末に雇用統計の発表を控えているほか、ウクライナ情勢などの地政学リスクに対する警戒感も根強く、内需系にシフトしやすい地合いでもある。
そのほか、足元ではミクシィ<2121>、サイバーダイン<7779>などが一服となるなど、値がさの中小型株への利益確定から低位の建設株といったシフトもみられている。日印首脳会談では、今後5年間で日本がインドに官民で約3.5兆円の投融資をし、日本政府は交通インフラや工業団地の整備などを後押しする。
さらに、安倍首相は6-8日の日程でバングラデシュとスリランカを訪れると発表。商社や建設業など中小を含む約40社・団体の企業幹部も同行すると伝えられている、インフラ整備需要などへの思惑が高まりやすい。政策関連に資金が集中しやすい地合いでもあり、明日の内閣改造の発表を控えるなか、物色に広がりがみられてくる可能性もありそうだ。
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