あと2営業日で日経平均は年初来高値を試すか
[14/12/29]
提供元:株式会社フィスコ
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オープニングコメント
29日の東京市場は、底堅い相場展開が期待される。26日の米国市場では商いは閑散ながらもNYダウは7営業日続伸で史上最高値を更新している。シカゴ日経225先物清算値は17900円に乗せており、クリスマス明けの海外勢による資金流入が期待される。
また、政府は27日の臨時閣議で、消費の喚起と地方の活性化を目的として、自治体が地域の事情に応じて柔軟に使える交付金を創設することなどを盛り込んだ総額3.5兆円程度の経済対策を決定した。30日に自民、公明の与党が来年度税制改正大綱を発表する。安倍長期政権が動き出すことで2015年相場への期待感も高まるであろう。そのため、残り2営業日で日経平均は年初来高値を試す相場展開が意識されそうである。
ただし、29日にギリシャ議会が大統領選出のため第3回投票を実施する。結果次第では金融不安が再燃することも意識しておく必要はありそうだ。外部環境の不透明感が強まる局面においては、政策をテーマとした内需関連にシフトしやすいとみておきたい。
また、年越しのポジションは取りづらいだろうが、今年は12月のIPOが28社と多く、これに伴う換金売りなどから11月以降、調整が強まっていた中小型株は多かった。ロシア金融情勢への不透明感から積極的なポジションが取りづらかったこともあり、昨年末のような翌年に対する期待先行の動きはそれ程強くないと考えられる。2015年のテーマ等を意識しつつ、足元で調整していた銘柄等への見直しなども強まることになりそうだ。
<TN>
また、政府は27日の臨時閣議で、消費の喚起と地方の活性化を目的として、自治体が地域の事情に応じて柔軟に使える交付金を創設することなどを盛り込んだ総額3.5兆円程度の経済対策を決定した。30日に自民、公明の与党が来年度税制改正大綱を発表する。安倍長期政権が動き出すことで2015年相場への期待感も高まるであろう。そのため、残り2営業日で日経平均は年初来高値を試す相場展開が意識されそうである。
ただし、29日にギリシャ議会が大統領選出のため第3回投票を実施する。結果次第では金融不安が再燃することも意識しておく必要はありそうだ。外部環境の不透明感が強まる局面においては、政策をテーマとした内需関連にシフトしやすいとみておきたい。
また、年越しのポジションは取りづらいだろうが、今年は12月のIPOが28社と多く、これに伴う換金売りなどから11月以降、調整が強まっていた中小型株は多かった。ロシア金融情勢への不透明感から積極的なポジションが取りづらかったこともあり、昨年末のような翌年に対する期待先行の動きはそれ程強くないと考えられる。2015年のテーマ等を意識しつつ、足元で調整していた銘柄等への見直しなども強まることになりそうだ。
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