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アップル決算評価も中国減速の影響が重荷

オープニングコメント
 28日の東京市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。27日の米国市場は、連邦公開市場委員会(FOMC)結果を見極めたいとの思惑から手控えムードとなる中、原油安や携帯端末大手アップルの決算への警戒感から軟調推移となった。NYダウ、ナスダックともに小幅に下落。シカゴ日経225先物清算値は大阪比10円高の18850円だった。

 注目されていたアップルについては、一株利益、売上高ともに予想を上振れ、時間外で上昇している。そのため、前日に大きく売られていたTDK<6762>、村田製<6981>、アルプス<6770>といった、関連銘柄への自律反発が期待されるところ。また、ファナック<6954>が第2四半期決算を発表し、通期計画を上方修正している。コンセンサスの範囲内ではあるが、2万円割れまで売り込まれていたこともあり、この上方修正をポジティブ視するかが注目されそうだ。

 一方で、キヤノン<7751>、オムロン<6645>が下方修正を発表している。中国減速の影響が出ており、中国市場の動向に敏感に反応しやすくなりそうである。上海指数が弱含む局面ともなれば、資源・素材など中国関連への連想売りが強まる流れは警戒しておきたいところ。

 その他、FOMC結果待ちで全体としては動きづらいところだが、一方で日銀の追加緩和期待も根強く、インデックスに絡んだ売買が中心となりやすい中では、前日の下げに対するリバウンドも意識される。

<AK>

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