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日銀会合、現状維持でも日経平均2万円乗せるか

オープニングコメント
 19日の東京市場は、米国市場の上昇を追い風に、買い先行の展開となろう。18日の米国市場では、NYダウが240ドル超の上昇となった。注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨では、12月のFOMCまでに利上げを行うことが大方の委員のコンセンサスであると報じられた。想定通りの内容として引けにかけて上げ幅を拡大させている。

 これにより、米国では12月の利上げを織り込んだ格好となっている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比250円高の19940円となり、これにさや寄せする格好から、幅広い銘柄に買いが先行しよう。そして、多くの参加者は2万円大台を意識することになるだろう。

 買い一巡後は日本銀行の金融政策決定会合の結果待ちとなる。足元では7-9月GDPの2四半期連続のマイナス成長などもあり、追加緩和期待は高まっている。もっとも、現状維持がコンセンサスであり、12月の金融政策決定会合での追加緩和への期待が根強い。そのため、現状維持で利益確定の流れが強まる局面があるようだと、押し目買いの好機となる可能性がある。足元の需給状況は良好であり、現状維持のままで2万円乗せもありそうだ。

 物色の流れとしては、米利上げを織り込む流れの中、金融株の動向や為替市場でのドル高・円安を背景とした輸出関連などに関心が集まりそうである。また、ゴールドマン・サックスは、米アップルを買い推奨リストに加えており、アップル関連など電子部品株も注目されそうだ。その他、国交省は道路建設などの公共事業で、受注企業に小型無人機(ドローン)や自動制御のショベルカーなど、最先端技術の利用を義務付ける検討に入ったと報じられており、テーマ株への広がりも期待されそうだ。

<AK>

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