「ビットコイン」「ブロックチェーン」「フィンテック」といったキーワードに注目
[16/02/24]
提供元:株式会社フィスコ
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オープニングコメント
24日の日本株市場は売り先行の展開となろう。23日の米国市場では原油安が嫌気され、NYダウは188ドル安となり、この流れからシカゴ日経225先物清算値は大阪比270円安の15830円だった。朝方はこれにさや寄せする格好からの、ギャップ・ダウンで始まろう。
原油や為替相場を睨みながらの相場展開になるが、原油相場についてはある程度想定されていただろうが、サウジアラビアのヌアイミ石油相が減産を行わないとの見解を示したほか、イランのザンギャネ石油相も主要産油国の増産凍結案に否定的な発言を行った。これが嫌気され原油先物相場は大幅下落となっている。
ただし、先物価格は30ドルを上回っていることもあり、同水準での底堅さが意識されるようだと、改めて売り込んでくる流れにはなりづらいと考えられる。一方、為替市場では、英国のEU離脱懸念のほか、米大統領選挙に向けて民主党から立候補しているクリントン前国務長官は、日本が輸出を有利にするため円安を誘導していると批判し、対抗措置を取る考えを示している。円高に振れやすい需給状況にあるため、為替動向に敏感に反応しやすいだろう。
26、27日に中国・上海で開く20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議では、「市場安定に向けた多国間の合意がまとまるのではないか」という思惑から売り込みづらいだろう。しかし、次第にG20通過後の失望を警戒する流れも意識してくる可能性はありそうだ。
物色の流れとしては昨日強い値動きをみせていたソフトバンクグ<9984>を横目に、個人主体による中小型株が中心になりやすい。テーマ性としては「ビットコイン」「ブロックチェーン」「フィンテック」といったキーワードに注目。
<AK>
原油や為替相場を睨みながらの相場展開になるが、原油相場についてはある程度想定されていただろうが、サウジアラビアのヌアイミ石油相が減産を行わないとの見解を示したほか、イランのザンギャネ石油相も主要産油国の増産凍結案に否定的な発言を行った。これが嫌気され原油先物相場は大幅下落となっている。
ただし、先物価格は30ドルを上回っていることもあり、同水準での底堅さが意識されるようだと、改めて売り込んでくる流れにはなりづらいと考えられる。一方、為替市場では、英国のEU離脱懸念のほか、米大統領選挙に向けて民主党から立候補しているクリントン前国務長官は、日本が輸出を有利にするため円安を誘導していると批判し、対抗措置を取る考えを示している。円高に振れやすい需給状況にあるため、為替動向に敏感に反応しやすいだろう。
26、27日に中国・上海で開く20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議では、「市場安定に向けた多国間の合意がまとまるのではないか」という思惑から売り込みづらいだろう。しかし、次第にG20通過後の失望を警戒する流れも意識してくる可能性はありそうだ。
物色の流れとしては昨日強い値動きをみせていたソフトバンクグ<9984>を横目に、個人主体による中小型株が中心になりやすい。テーマ性としては「ビットコイン」「ブロックチェーン」「フィンテック」といったキーワードに注目。
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