G20受けてリバウンドを意識
[16/02/29]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
オープニングコメント
G20を受けた相場展開となる。世界経済の底上げを図る成長戦略などについて議論が行われ、最近の金融市場の混乱に対し、「すべての政策手段を用いる」などとする文章を盛り込んだ共同声明を採択して閉幕した。声明は、「機動的に財政政策を実施する」と明記した。26日のNY為替市場では市場予想を上回る経済指標が相次ぎ、米国の成長見通しが強まったことを背景にドル円は一時1ドル114円台を回復している。G20の声明の評価次第では一段の円安が期待されるところであろう。
また、26日の米国市場ではまちまちだったが、10-12月期GDP改定値が速報値から上方修正され、年内の利上げ観測が高まったことが要因。追加利上げ観測が再燃する状況下では円安に向かわせそうだ。シカゴ日経225先物清算値は大阪比55円高の16315円となり、これにさや寄せする格好から買いが先行しよう。
日経平均のチャート形状では、下値の堅さが意識されてきており、煮詰まり感が台頭している。価格帯別出来高では、商いの膨れている16000-16200円での攻防。ただし、これを上回った水準での時間が長かったこともあり、支持線に変えつつあるとみられる。調整トレンドの中ではあるが、今後は3月期末に向けて17000円処へのリバウンドを意識したトレンドに向かう可能性が高い。
<AK>
また、26日の米国市場ではまちまちだったが、10-12月期GDP改定値が速報値から上方修正され、年内の利上げ観測が高まったことが要因。追加利上げ観測が再燃する状況下では円安に向かわせそうだ。シカゴ日経225先物清算値は大阪比55円高の16315円となり、これにさや寄せする格好から買いが先行しよう。
日経平均のチャート形状では、下値の堅さが意識されてきており、煮詰まり感が台頭している。価格帯別出来高では、商いの膨れている16000-16200円での攻防。ただし、これを上回った水準での時間が長かったこともあり、支持線に変えつつあるとみられる。調整トレンドの中ではあるが、今後は3月期末に向けて17000円処へのリバウンドを意識したトレンドに向かう可能性が高い。
<AK>