期末株価を意識した売買への思惑から底堅さが意識されよう
[16/03/31]
提供元:株式会社フィスコ
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オープニングコメント
31日の日本株市場は、買い先行の展開となろう。30日の米国市場は、NYダウが4日続伸となった。ADP雇用報告が予想を上振れたことで、週末発表される雇用統計にも強気の見方が広がったが、早期利上げの可能性は低いとの思惑から、終日堅調な展開となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比45円高の16985円だった。
シカゴ先物にさや寄せする格好から、日経平均は前日の200円超の下げに対する自律反発が意識される。ただし、前日のイエレンFRB議長発言を受けた利上げ観測の後退が引き続き材料視されており、円相場は1ドル112円半ばでの推移をみせている。相次ぐハト派発言によって米利上げ観測が後退しており、ドル高の修正が意識されるなかで上値を追いづらい状況。
一方で、政策期待による押し目買い意欲が強いほか、年度末に伴う期末株価を意識した売買への思惑等から、下値の堅さは意識されやすいと考えられる。日経平均は昨日の下げで価格帯別出来高の膨らんでいる16900-17100円レベルを割り込み、戻り待ちの売り圧力が警戒されやすいだろうが、17000円処での推移が意識されそうだ。物色については名実共に新年度相場入りを控え、政策に絡んだテーマ株などへの物色が強まることが考えられる。
<AK>
シカゴ先物にさや寄せする格好から、日経平均は前日の200円超の下げに対する自律反発が意識される。ただし、前日のイエレンFRB議長発言を受けた利上げ観測の後退が引き続き材料視されており、円相場は1ドル112円半ばでの推移をみせている。相次ぐハト派発言によって米利上げ観測が後退しており、ドル高の修正が意識されるなかで上値を追いづらい状況。
一方で、政策期待による押し目買い意欲が強いほか、年度末に伴う期末株価を意識した売買への思惑等から、下値の堅さは意識されやすいと考えられる。日経平均は昨日の下げで価格帯別出来高の膨らんでいる16900-17100円レベルを割り込み、戻り待ちの売り圧力が警戒されやすいだろうが、17000円処での推移が意識されそうだ。物色については名実共に新年度相場入りを控え、政策に絡んだテーマ株などへの物色が強まることが考えられる。
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