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想定内の一服、ソニーの動向でセンチメントを計る

オープニングコメント
 22日の日本株市場は売り先行の展開となろう。21日の米国市場は、NYダウが4日ぶりに反落した。原油相場が上げ一服となったほか、予想を下回る経済指標の発表が相次いだことが嫌気されている。この流れからシカゴ日経225先物清算値は大阪比175円安の17235円となっており、日経平均はこれにさや寄せする格好から反落して始まろう。

 もっとも前日までの強い上昇により直近の上値抵抗帯を捉えていたこともあり、利食いも出やすいところであろう。週末要因もあって積極的な売買は手控えられやすく、想定内の一服といったところか。一方で、出来高の膨れていた17100円処を上回っての推移となれば、先高期待が高まりやすいところである。

 また、4月2週の投資主体では、海外勢が現物で2週連続買い越しだった。海外勢の動きにも変化がみられてくるとの期待から、トレンドが強まりやすいだろう。インデックス中心の売買となろうが、下値の堅さが意識されてくるとみておきたい。

 物色としては主力処から中小型株などにシフトしやすい。中小型株ではSOSEI<4565>をはじめとするバイオ関連が動意づいている。フィンテックやVR、自動運転、ドローンといったテーマ株の循環もみられており、個人主体の需給が良好である。

 決算ではソニー<6758>が下方修正を発表。スマホ向け部品の減損は予想されていたことであるが、ADRでは6%近く下げている。売り一巡後に戻せれば投資家心理を明るくさせよう。小幅安で始まった後に売り直されると今後本格化する決算に対する警戒感につながる。

<AK>

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