買い一巡後はJASDAQ銘柄での出遅れを探る動きも
[17/08/30]
提供元:株式会社フィスコ
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オープニングコメント
30日の日本株市場は買い先行で始まろう。29日の米国市場ではNYダウ、ナスダックともに上昇。北朝鮮によるミサイル発射を受けて売りが先行したが、トランプ大統領の反応が比較的穏やかだったことから、大規模な戦闘にはつながらないとの楽観的な見方が広がった。これにより、引けにかけて切り返す展開になり、この流れからシカゴ日経225先物清算値は大阪比90円高の19470円、円相場は1ドル109円60銭辺りと円安に振れている。
米株高の流れを受けて、一先ず自律反発の流れが意識される。また、日経平均は前日の下げで200日線レベルまで調整したことにより、テクニカル面でも自律反発が意識されやすい水準であろう。商いが膨らみづらい状況のなか、インデックスに絡んだ商いによって日経平均が押し上げられる展開になりそうである。
もっとも、北朝鮮の地政学リスクが後退した訳ではなく、直ぐさまリスクオンになるとは考えづらい。また、米国での債務上限問題といった政権運営リスクへの警戒感も根強い。週末には米雇用統計が控えているが、その前哨戦となるADP雇用報告の発表を今晩控えていることもあり、買い一巡後は次第にこう着感が強まりそうだ。
物色は指数インパクトの大きい値がさの一角から、次第にこれまで同様、新興市場の中小型株にシフトしやすい。JASDAQ指数は6営業日続伸で27年ぶり高値水準と需給状況は良好であり、JASDAQ銘柄での出遅れを探る動きも意識されやすい。
(村瀬 智一)
<AK>
米株高の流れを受けて、一先ず自律反発の流れが意識される。また、日経平均は前日の下げで200日線レベルまで調整したことにより、テクニカル面でも自律反発が意識されやすい水準であろう。商いが膨らみづらい状況のなか、インデックスに絡んだ商いによって日経平均が押し上げられる展開になりそうである。
もっとも、北朝鮮の地政学リスクが後退した訳ではなく、直ぐさまリスクオンになるとは考えづらい。また、米国での債務上限問題といった政権運営リスクへの警戒感も根強い。週末には米雇用統計が控えているが、その前哨戦となるADP雇用報告の発表を今晩控えていることもあり、買い一巡後は次第にこう着感が強まりそうだ。
物色は指数インパクトの大きい値がさの一角から、次第にこれまで同様、新興市場の中小型株にシフトしやすい。JASDAQ指数は6営業日続伸で27年ぶり高値水準と需給状況は良好であり、JASDAQ銘柄での出遅れを探る動きも意識されやすい。
(村瀬 智一)
<AK>