出遅れ修正と業績相場へシフト
[17/10/31]
提供元:株式会社フィスコ
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オープニングコメント
31日の日本株市場は、米株安の流れを受けて売りが先行するも、底堅い相場展開になろう。30日の米国市場は、トランプ大統領の元選挙対策委員長らが米大統領選へのロシア介入疑惑で起訴され、政権運営への先行き不透明感が高まったことが嫌気され利益確定の流れとなった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比125円安の21895円となり、これにサヤ寄せする格好から、利食い売りが先行しよう。また、米長期金利の低下から円相場は1ドル113円10銭辺りとやや円高に振れていることも利食いに向かわせよう。
その他、ソフトバンクG<9984>は、スプリントとTモバイルUSの経営統合に向けた協議を打ち切る方針を固めたと報じられており、これを嫌気した同社の下げが日経平均の重しになる可能性がある。一方で、決算発表が本格化する中、任天堂<7974>、京セラ<6971>などの上方修正を素直に好感するとみられる。
また、昨日はマザーズ指数が強含みとなるなど、中小型株物色も活発だった。日経平均は節目の22000円到達でいったんは達成感が意識されやすいなか、決算を手掛かりとした業績相場と出遅れ修正といった理想的な物色シフトが期待される。
(村瀬智一)
<AK>
その他、ソフトバンクG<9984>は、スプリントとTモバイルUSの経営統合に向けた協議を打ち切る方針を固めたと報じられており、これを嫌気した同社の下げが日経平均の重しになる可能性がある。一方で、決算発表が本格化する中、任天堂<7974>、京セラ<6971>などの上方修正を素直に好感するとみられる。
また、昨日はマザーズ指数が強含みとなるなど、中小型株物色も活発だった。日経平均は節目の22000円到達でいったんは達成感が意識されやすいなか、決算を手掛かりとした業績相場と出遅れ修正といった理想的な物色シフトが期待される。
(村瀬智一)
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