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東エレクの決算評価でセンチメント改善へ

オープニングコメント
 26日の日本株市場は、底堅い相場展開が見込まれる。25日の米国市場では引き続き長期金利の上昇を背景とした企業収益や景気への悪影響への警戒から高安まちまちとなった。
一方で、為替市場ではドル高円安基調が続いているが、武田薬品<4502>によるアイルランドの製薬大手シャイアーへの大型買収により円相場は円安に振れやすい需給状況がしばらく続く可能性も意識されやすいだろう。シカゴ日経225先物清算値は大阪比65円高の22285円となり、前日の下げに対する自律反発が期待される。

 また、昨日は日本電産<6594>に対する市場の反応は弱めだったが、今後もセンチメントを改善させてくる決算待ちといったところである。なお、東エレク<8035>の18年3月期は売上高、営業益ともにコンセンサスを上回る結果となった。19年3月期計画についてもコンセンサスを上回っており、ポジティブ視される可能性がある。その他、配当の増額修正も評価材料になりそうだ。株価は足元で調整が続いているが、指数インパクトの大きい同社がリバウンドをみせてくることで、日経平均の押し上げ要因として期待されよう。

 その他、主要企業の決算では、本日はファナック<6954>、キーエンス<6861>、京セラ<6971>、アドバンテスト<6857>が予定されている。ハイテク企業の決算後のアク抜けが強まることによって日経平均のリバウンド基調が強まる可能性はありそうだ。価格帯別出来高では22300-22500円処で積み上がりをみせており、この戻り売りを吸収して上放れるとなると、指数インパクトの大きいハイテク株次第といったところである。
(村瀬智一)


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