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決算がアク抜けにつながる相場展開が意識されやすい

オープニングコメント
 28日の日本株市場は、堅調な相場展開が見込まれる。25日の米国市場はNYダウが152ドル高だった。インテルなど良好な主要企業決算が相次いでいるほか、米中通商交渉で複数の分野で合意間近との報道を受け、終日堅調推移となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比55円高の22825円。円相場は1ドル108円70銭台と円安に振れて推移している。

 米中貿易交渉については、貿易問題をめぐる閣僚級の電話協議で今月、一部の分野で合意した内容を正式な文書にする作業を進め、中国側は「技術的にはおおむね完成した」と発表しており、作業が順調に進んでいるという認識を示している。貿易問題をめぐる主要な論点は先送りされたままではあるが、一先ず慎重姿勢は和らぐ格好である。

 また、10月末に期限を迎える英国ブレグジット問題については、10月末の離脱は困難であり、ジョンソン英首相は12月12日総選挙を示唆している。これも不透明要因ではあるが、一先ず先延ばしになる可能性から、目先の慎重姿勢は和らぐことになるだろう。

 一方で、今週は日米金融政策に市場の関心が集まるほか、決算発表が本格化する。
連邦公開市場委員会(FOMC)では今年3度目の0.25Pt利下げが予想されている。日銀の金融政策決定会合ではマイナス金利深掘りへの思惑等が出ているが、結果的には見送るとみられる。FOMCの結果を見極めたいとする模様眺めムードから上値追いは慎重になることが考えられるが、利下げを織り込む流れから押し目買い意欲は強そうである。

 そういった中で今週は決算発表が本格化するが、足元では半導体関連がけん引する格好から、こう着ながらも強含みの相場展開が続いている。また、医薬品ではエーザイ<4523>のほか、上方修正が好材料視された中外薬<4519>も指数のけん引役となるなど、個別に材料の出ている銘柄による株価反応の大きさも目立っている。

 商いが膨らみづらい需給状況が続いてはいるが、先週は日本電産<6594>の下方修正よりも足元の受注回復に関心が向かうなど、センチメントは改善傾向にある。決算発表が本格化するなか、個別物色が中心になりやすいだろう。しかし、日経平均が年初来高値を更新する中で買い戻しの需給は継続しており、決算がアク抜けにつながる相場展開が意識されやすいだろう。


<AK>

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