日東電の決算評価がセンチメントを明るくさせる
[21/01/27]
提供元:株式会社フィスコ
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オープニングコメント
27日の日本株市場は底堅い相場展開が見込まれる。26日の米国市場ではNYダウが22ドル安だった。バイデン大統領がワクチン普及ペースを加速させる計画を発表、夏までに集団免疫を目指しているとしたほか、追加経済対策を巡り共和党との交渉にも前向きな姿勢を示したことが材料視される場面もみられた。しかし、決算発表を控えて利益確定の流れが次第に強まる展開だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比180円高の28710円。円相場は1ドル103円60銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から前日の下落部分を吸収する格好からのスタートになりそうである。また、決算発表が本格化するなか、日東電<6988>が発表した第3四半期決算は営業利益が前年同期比26.1%増の759.02億円となり、前回上方修正した通期計画(750億円)を超過達成。あわせて通期業績予想の修正を発表しており、ポジティブ視される可能性があり、前日の日本電産<6594>に続いての好決算により、今後発表される主要企業の決算期待が高まりやすいだろう。
また、国際通貨基金(IMF)は2021年の世界経済成長率見通しを発表。日本の21年成長率予測については昨年10月時点の2.3%から3.1%に大きく上方修正。上方修正自体はある程度は予想されていたが、海外勢による日本株比率の引き上げに伴う資金流入への思惑にもつながる可能性が意識されやすく、下値の堅さにつながろう。
物色の流れとしては決算を手掛かりとした個別物色のほか、昨日利食いに押されていたマザーズ市場など中小型株の見直しが意識される。昨日は直近急伸に対する反動とみられ、資金回転の速さから荒い値動きになりやすいだろうが、一方で需給整理も早いことから成長銘柄に対する押し目を狙う形になるだろう。
<AK>
シカゴ先物にサヤ寄せする形から前日の下落部分を吸収する格好からのスタートになりそうである。また、決算発表が本格化するなか、日東電<6988>が発表した第3四半期決算は営業利益が前年同期比26.1%増の759.02億円となり、前回上方修正した通期計画(750億円)を超過達成。あわせて通期業績予想の修正を発表しており、ポジティブ視される可能性があり、前日の日本電産<6594>に続いての好決算により、今後発表される主要企業の決算期待が高まりやすいだろう。
また、国際通貨基金(IMF)は2021年の世界経済成長率見通しを発表。日本の21年成長率予測については昨年10月時点の2.3%から3.1%に大きく上方修正。上方修正自体はある程度は予想されていたが、海外勢による日本株比率の引き上げに伴う資金流入への思惑にもつながる可能性が意識されやすく、下値の堅さにつながろう。
物色の流れとしては決算を手掛かりとした個別物色のほか、昨日利食いに押されていたマザーズ市場など中小型株の見直しが意識される。昨日は直近急伸に対する反動とみられ、資金回転の速さから荒い値動きになりやすいだろうが、一方で需給整理も早いことから成長銘柄に対する押し目を狙う形になるだろう。
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