ダイハツ工業、日本精工、エイチームなど
[14/04/10]
提供元:株式会社フィスコ
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本日の注目個別銘柄
<7203> トヨタ 5321 -129伸び悩む展開に。前日は、グローバルで約640万台のリコールを発表、株価は一段安の展開になっていた。シティでは、サプライヤー負担分も合わせると総額で1000億円程度の影響を予測としているが、積極リコール施策による一過性の費用であって、株価への影響は一時的と判断しているもよう。一方、メリルリンチ(ML)では、来期業績は市場コンセンサスを下回ると判断し、投資判断を「買い」から「中立」に格下げしているもよう。
<7262> ダイハツ工業 1750 +19反発。三菱UFJでは投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価も1620円から2200円に引き上げている。新モデル投入などで主力事業が市場想定以上に健闘する可能性が高いとして、今期営業利益は前期予想比2ケタ増となる1650億円を予想している。国内事業のウェイトが相対的に高く、消費増税への影響が懸念されていたため、買い安心感につながる状況のようだ。
<8934> サンフロンティア不動産 1179 -117下げ目立つ。前日に発表した公募増資の実施が嫌気される展開。公募増資560万株、並びに、オーバーアロットメントによる売出80万株を実施予定。最大で発行済み株式数の15%程度の規模となる。株式価値の希薄化、短期的な需給懸念などが警戒されているようだ。調達資金の使途は、リプランニング事業における物件取得資金としている。一方、第3四半期決算時に続いて通期業績予想を上方修正、営業利益は39億円から45億円に増額しており、下支えにはなっているようだ。
<8253> クレディセゾン 2027 -28モルガン・スタンレー(MS)では目標株価2800円継続で、投資判断を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に格上げしている。ショッピング取扱高の堅調推移、キャッシング残高の底打ち期待、与信費用の低下などを背景に、今期は利益回復が期待できるとの見方に変化はなしとしている。一方で、株価は大きく調整しており、上値余地は広がっていると指摘へ。
<6471> 日本精工 1083 +38買い優勢。ゴールドマン・サックス(GS)では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、コンビクション・リストに採用としている。目標株価も1400円にまで引き上げへ。自動車関連事業主導で、今3月期は市場コンセンサスを約1割上回る業績成長が見込まれるなか、為替変動に伴う株価の下落で割安感は著しく強まっていると指摘している。なお、GSでは今期の営業利益は800億円と予想のようだ。
<6588> 東芝テック 614 +36買い優勢。クレディ・スイス(CS)では、目標株価を引き下げているものの、買い推奨の投資判断を継続しており、見直し買いのきっかけにつながっている。CSでは、事務機市場の回復による前期実績の計画比上振れ、今期の7期ぶり過去最高益更新見通し、大幅増配の可能性などを評価している。また、コンビニ向けのPOSはセブンイレブンなどの出店数増加の恩恵を享受できると指摘。
<7581> サイゼリヤ 1156 -47売り先行。前日に上半期の決算を発表、営業利益は14.5億円で前年同期比57.5%減益、従来予想の31億円を大きく下回る着地となった。通期予想も87億円から59億円にまで下方修正している。第1四半期までの進捗から下振れは想定線ながら、減額幅は予想以上との見方に。円安による原材料費の上昇、エネルギー費の増加などが下振れの背景に。なお、野村では、メニュー変更の効果が表れつつあること、海外が順調に進捗していることなど、明るい材料もあると指摘している。
<3662> エイチーム 5400 +475大幅高。前日に社長が一部のTV番組に出演しており、株価の先行きに対する強気の発言をしているもようであり、期待材料につながっているとの見方が多いようだ。株価の上昇とともに関心が高まる状況にもなっている。なお、本日はゲーム関連が総じて賑わうような展開になっておらず、個別で物色されている格好。
<9509> 北海道電力 658 -35下げ目立つ。SMBC日興証券では、電力・ガスセクターの投資判断を「強気」から「中立」に格下げ、個別では、関西電力<9503>、九州電力<9508>とともに同社の投資判断も「1」から「2」に格下げしている。同社に関しては、料金値上げの想定時期を繰り下げしたほか、優先株式発行を織り込んで配当予想を引き下げているようだ。
<6954> ファナック 18240 +595大幅反発。ゴールドマン・サックス(GS)では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も18000円から22000円に引き上げている。マージン回復は可能との前提に変更、決算発表ごとに市場予想の切り上がりが想定できるとの見方に。なお、本日の寄り付き前に発表された機械受注は市場予想比下振れながら、引け後の工作機械受注などは設備投資関連の期待材料にも。
<8002> 丸紅 683 +19しっかり。日本政府では米国産牛肉の輸入関税を現行の38.5%から大幅に引き下げる検討に入ったと伝わっている。TPP交渉の進展につながるとの思惑も高まる格好となり、穀物取扱高でトップとなる同社への期待材料にもつながっているようだ。また、宮城県でメガソーラーを建設とも伝わっている。エネルギー関連でも強みを持っていることから、得意分野の積極展開を評価する動きにもなっている。
<9983> ファストリ 36710 -540売り優勢。本日、上半期の決算発表を控えているが、期待感は高まる状況になっていない。会社側の上半期営業利益計画は1040億円程度になっているが、海外事業の好調を背景に上振れを見込む向きが多いようだ。1100億円レベルが市場想定線と捉えられる。なお、クレディ・スイス(CS)ではプレビューレポートにおいて、国内事業の粗利益率悪化など、割高感のある株価の上昇を促す内容にはならないと判断しているもよう。
<FA>
<7262> ダイハツ工業 1750 +19反発。三菱UFJでは投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価も1620円から2200円に引き上げている。新モデル投入などで主力事業が市場想定以上に健闘する可能性が高いとして、今期営業利益は前期予想比2ケタ増となる1650億円を予想している。国内事業のウェイトが相対的に高く、消費増税への影響が懸念されていたため、買い安心感につながる状況のようだ。
<8934> サンフロンティア不動産 1179 -117下げ目立つ。前日に発表した公募増資の実施が嫌気される展開。公募増資560万株、並びに、オーバーアロットメントによる売出80万株を実施予定。最大で発行済み株式数の15%程度の規模となる。株式価値の希薄化、短期的な需給懸念などが警戒されているようだ。調達資金の使途は、リプランニング事業における物件取得資金としている。一方、第3四半期決算時に続いて通期業績予想を上方修正、営業利益は39億円から45億円に増額しており、下支えにはなっているようだ。
<8253> クレディセゾン 2027 -28モルガン・スタンレー(MS)では目標株価2800円継続で、投資判断を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に格上げしている。ショッピング取扱高の堅調推移、キャッシング残高の底打ち期待、与信費用の低下などを背景に、今期は利益回復が期待できるとの見方に変化はなしとしている。一方で、株価は大きく調整しており、上値余地は広がっていると指摘へ。
<6471> 日本精工 1083 +38買い優勢。ゴールドマン・サックス(GS)では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、コンビクション・リストに採用としている。目標株価も1400円にまで引き上げへ。自動車関連事業主導で、今3月期は市場コンセンサスを約1割上回る業績成長が見込まれるなか、為替変動に伴う株価の下落で割安感は著しく強まっていると指摘している。なお、GSでは今期の営業利益は800億円と予想のようだ。
<6588> 東芝テック 614 +36買い優勢。クレディ・スイス(CS)では、目標株価を引き下げているものの、買い推奨の投資判断を継続しており、見直し買いのきっかけにつながっている。CSでは、事務機市場の回復による前期実績の計画比上振れ、今期の7期ぶり過去最高益更新見通し、大幅増配の可能性などを評価している。また、コンビニ向けのPOSはセブンイレブンなどの出店数増加の恩恵を享受できると指摘。
<7581> サイゼリヤ 1156 -47売り先行。前日に上半期の決算を発表、営業利益は14.5億円で前年同期比57.5%減益、従来予想の31億円を大きく下回る着地となった。通期予想も87億円から59億円にまで下方修正している。第1四半期までの進捗から下振れは想定線ながら、減額幅は予想以上との見方に。円安による原材料費の上昇、エネルギー費の増加などが下振れの背景に。なお、野村では、メニュー変更の効果が表れつつあること、海外が順調に進捗していることなど、明るい材料もあると指摘している。
<3662> エイチーム 5400 +475大幅高。前日に社長が一部のTV番組に出演しており、株価の先行きに対する強気の発言をしているもようであり、期待材料につながっているとの見方が多いようだ。株価の上昇とともに関心が高まる状況にもなっている。なお、本日はゲーム関連が総じて賑わうような展開になっておらず、個別で物色されている格好。
<9509> 北海道電力 658 -35下げ目立つ。SMBC日興証券では、電力・ガスセクターの投資判断を「強気」から「中立」に格下げ、個別では、関西電力<9503>、九州電力<9508>とともに同社の投資判断も「1」から「2」に格下げしている。同社に関しては、料金値上げの想定時期を繰り下げしたほか、優先株式発行を織り込んで配当予想を引き下げているようだ。
<6954> ファナック 18240 +595大幅反発。ゴールドマン・サックス(GS)では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も18000円から22000円に引き上げている。マージン回復は可能との前提に変更、決算発表ごとに市場予想の切り上がりが想定できるとの見方に。なお、本日の寄り付き前に発表された機械受注は市場予想比下振れながら、引け後の工作機械受注などは設備投資関連の期待材料にも。
<8002> 丸紅 683 +19しっかり。日本政府では米国産牛肉の輸入関税を現行の38.5%から大幅に引き下げる検討に入ったと伝わっている。TPP交渉の進展につながるとの思惑も高まる格好となり、穀物取扱高でトップとなる同社への期待材料にもつながっているようだ。また、宮城県でメガソーラーを建設とも伝わっている。エネルギー関連でも強みを持っていることから、得意分野の積極展開を評価する動きにもなっている。
<9983> ファストリ 36710 -540売り優勢。本日、上半期の決算発表を控えているが、期待感は高まる状況になっていない。会社側の上半期営業利益計画は1040億円程度になっているが、海外事業の好調を背景に上振れを見込む向きが多いようだ。1100億円レベルが市場想定線と捉えられる。なお、クレディ・スイス(CS)ではプレビューレポートにおいて、国内事業の粗利益率悪化など、割高感のある株価の上昇を促す内容にはならないと判断しているもよう。
<FA>