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サンデン、ネクスト、安川電機など

本日の注目個別銘柄
<6506> 安川電機 1260 -88売り優勢。前日に前3月期の決算を発表、今期業績見通しがネガティブなインパクトを与える格好に。実績営業利益は257億円で前期比97%増益、従来予想の255億円レベルで着地した。一方、今期は275億円で同7%増益の見通し、市場コンセンサスは330-340億円レベルであり、大幅に下振れる状況となっている。保守的な計画を出すとの見方は強かったが、想定以上に低水準の期初予想に。前期実績がコンセンサスを10億円程度下回ったこともマイナス視へ。

<2120.T> ネクスト 916 +41買い先行。国土交通省が不動産の売買や賃貸でネット取引を解禁することを検討すると報じられている。不動産情報の検索サイト「ホームズ」を運営、掲載物件数でトップとなっている同社にとっては、ビジネスチャンスの拡大につながるとの期待感が先行している。なお、前日には月次動向を発表、主力の「賃貸・不動産売買」売上高は前年同月比23.7%増と4ヶ月連続での2割増となっている。

<1882> 東亜道路工業 452 +21買い優勢。前日に業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の47億円から68億円に増額修正、前期比では54%増益となる。建設事業における収益性の向上、子会社の収益改善などが業績上振れの背景に。また、年間配当金も5円予想から10円に引き上げ。中間決算発表前に続いての上方修正の格好。道路株では大林道路<1896>に続いての上方修正となっている。

<6444> サンデン 487 +40上げ目立つ。前日に業績予想の修正を発表している。純利益は45億円から55億円に上方修正も、営業利益は70億円から45億円に下方修正の格好へ。現地調達化や内製化効果などの減少、先行投資負担の増加などが下振れの背景に。一方、退職制度改定に絡んで特別利益を計上している。営業利益の下振れに関しては、第3四半期までの進捗率からみて大方織り込み済みと捉えられ、市場予想も50億円を下回っていた。目先の悪材料出尽くし感から、今期の収益回復を期待する動きが優勢に。

<2871> ニチレイ 480 -2買い先行。みずほ証券では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も470円から570円に引き上げている。単身世帯の増加や家庭の調理機会の減少といった構造要因を背景に、国内の冷凍食品市場の成長ポテンシャルは拡大傾向にあると指摘。前3月期の決算は、同市場の成長ポテンシャルの拡大を再確認する機会になると考えているようだ。なお、米オバマ大統領の来日を控えて、TPP関連銘柄としての期待感を高める声もあるようだ。

<7769> リズム時計 140 +8出来高伴い急伸と人気化。岡三では投資判断を新規に「強気」、目標株価を250円としており、買い材料視されているようだ。15年3月期営業利益を15億円、前期比2.1倍の予想としている。車載カメラや監視カメラ、自動車の電装部品の販売増加、並びに、M&A効果などが見込まれることが背景と。さらに、16年3月期には防災行政ラジオの受注増加などが予想されるとし、営業利益は53%増と大幅増益が続くと見込んでいる。

<6358> 酒井重工業 367 +16買い優勢。大林道路<1896>に続いて東亜道路<1882>が業績予想を上方修正、相次ぐ道路株の好決算を受けて、道路舗装機械を手掛ける同社の事業環境の良好さなども意識される状況に。同社も第3四半期累計営業利益は15.1億円で、通期計画に対する進捗率は86%に達しており、業績上振れ期待などは高い状況とみられる。

<5423> 東京製鐵 498 -21続落。先週末に発表した今期業績見通しの市場予想比下振れが引き続き嫌気される展開に。今期の収益大幅回復に対する市場の期待はかなり高まる状況であったようだ。また、本日は、4月の鋼材生産量を前月比で2割減らすとの報道も伝わっている。工期遅れなどで鋼材の引き合いが鈍っているもようであり、販売数量の減少による業績への影響が警戒される格好に。

<4183> 三井化学 254 +6しっかり。モルガン・スタンレーでは総合化学5社のカバレッジを開始、個別では、住友化学<4005> や東ソー<4042>とともに、同社の投資判断を「オーバーウェイト」としている。目標株価は360円と設定。大型3製品の抜本的構造改革を背景に、業績は飛躍的な改善が期待できるとの見方。16年度には06年度に記録した最高益の9割水準までの収益回復を予想。追加の構造改革発表も期待としている。なお、業界の投資判断は新規で「強気」としている。

<1801> 大成建設 467 -9伸び悩む。場中に前期業績予想の上方修正を発表しているが、その後は出尽くし感が先行する格好になっている。営業利益は従来予想の400億円から537億円、前期比51%増益の水準にまで上方修正している。第3四半期までの進捗から業績上振れ期待は元々高く、市場コンセンサスは600億円レベルに達していたと見られる。なお、本日業績予想を上方修正していたJPモルガン(JPM)では、不動産売却益約450億円計上を織り込んで、営業利益は740億円としていた。

<FA>

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