シャープ、フジクラ、不動テトラなど
[14/05/13]
提供元:株式会社フィスコ
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本日の注目個別銘柄
<4091> 大陽日酸 889 +87買い気配から急伸。三菱ケミカル<4188>が1000億円超で同社を買収すると報じられている。過半数の取得を目指して、年内にTOBを実施するとされている。現在の27%超の保有比率から50%超にまで高めて子会社化する計画のようだ。TOBプレミアムを意識した値動きになっている。また、三菱ケミカルも買いが優勢、同社の買収を通じてシェール関連事業に参入することなどが期待材料になっていると観測される。
<6753> シャープ 272 +13買い優勢。前日に決算を発表、実績営業利益は1086億円と黒字転換、今期は1000億円、前期比8%の減益見通しに。前期は計画をやや上回ったが、今期見通しとともに大方は事前観測報道どおりの水準であり、大きなサプライズはないとみられる。ただ、説明会などを受けて今期業績達成確度なども高まったと捉えられ、買い戻しの動きなどが先行しているようだ。
<5803> フジクラ 447 +27買い優勢。前日に決算を発表、前期営業利益は203億円で前期比3.1倍、従来計画の210億円をやや下振れる着地となった。一方、今期は230億円で同13%増益としている。また、本日の立会外取引で300万株(発行済み株式数の0.91%)を取得している。今期見通しは250億円程度の市場コンセンサスを下回っているが、保守的な前提で上ぶれ余地は大きいとの見方が強いようだ。古河電工<5801>や住友電光<5802>がネガティブな決算を発表していたこともあり、警戒感なども先行していたと考えられる。
<1813> 不動テトラ 205 -12急落。前日に決算を発表、今期の大幅減益見通しが嫌気されている。前期営業利益は47億円で前期比3倍の大幅増益となったが、今期は18億円で同62%減益に。保守的な計画を示すともみられたが、想定以上の大幅減益決算に失望売りが強まる状況となっている。堅調な需要は予想されるものの、労務費や資機材価格の一段の上昇、調達難などによる収益の圧迫などを懸念しているようだ。
<4321> ケネディクス 393 +43しっかり。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は前年同期比21.5%増の22.4億円、最終利益は同2.9倍の33.1億円となり、通期予想30億円を超過する状況となっている。特別利益として、「TKS武蔵小杉ビル」の売却益を計上したようだ。本業ベースの立ち上がりも順調と、好業績を評価する流れとなっている。また、本日は不動産セクターの強い動きが目立ち、支援材料にもつながる形と捉えられる。
<5702> 大紀アルミ 272 +25取引時間中の決算発表を受けて急伸。前期営業利益は20億円で前期比4.3倍、従来予想の22億円は下回った。また、今期は31.3億円で同56.5%の増益見通し。引き続いての大幅増益見通しにポジティブなインパクト。今期の四季報予想は25億円レベルであった。本日は資源価格の上昇で非鉄各社が強い動きとなっていることも支援。
<9684> スクエニHD 1544 +121前日は今期の業績見通しが嫌気されて、決算発表後に大幅安の展開となったが、決算説明会を受けて、業績予想は保守的との見方が優勢になっているようだ。会社側では、今期営業利益予想は50-100億円のレンジとし、175億円程度のコンセンサス水準を大きく下回っているが、SMBC日興証券では上振れ余地が大きいとして、従来どおり173億円、前期比64%増益予想を継続している。
<7202> いすゞ 609 +44反発。前日に決算を発表、実績営業利益は1742億円で33%増益、従来予想の1800億円をやや下振れて着地した。また、今期は1650億円で5%減益見通し、1800億円以上の市場予想を下回った。ただ、株価は安値圏にあり、業績面での警戒感は強まっていたと見られ、短期的なアク抜け材料にもつながる格好へ。また、2000万株を上限とした自社株買いの実施も発表、需給面での支援材料として期待も。
<6767> ミツミ電機 639 -48下げ目立つ。前日に決算を発表、前期実績営業利益は6.3億円で従来予想線上での着地に。今期は30億円で前期比4.8倍の見通しとしている。大幅増益見通しながら、40億円レベルの市場予想は下回っている。とりわけ、上半期は赤字予想にもなっており、引き続き厳しい事業環境が継続しているとの見方に。
<1803> 清水建設 596 +37決算発表後は上げ幅広げる。前期営業利益実績は261億円で前期比99%増益、先の上方修正値水準で着地した。一方、今期は390億円で同50%増益の見通し。300億円レベルの市場コンセンサスを大きく上回る状況に。建設セクターは、労務費や資材費の上昇もあって、比較的慎重な見通しが示されるとの見方もあったので、コンセンサス上振れの業績見通し発表にはポジティブなインパクトも。
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<6753> シャープ 272 +13買い優勢。前日に決算を発表、実績営業利益は1086億円と黒字転換、今期は1000億円、前期比8%の減益見通しに。前期は計画をやや上回ったが、今期見通しとともに大方は事前観測報道どおりの水準であり、大きなサプライズはないとみられる。ただ、説明会などを受けて今期業績達成確度なども高まったと捉えられ、買い戻しの動きなどが先行しているようだ。
<5803> フジクラ 447 +27買い優勢。前日に決算を発表、前期営業利益は203億円で前期比3.1倍、従来計画の210億円をやや下振れる着地となった。一方、今期は230億円で同13%増益としている。また、本日の立会外取引で300万株(発行済み株式数の0.91%)を取得している。今期見通しは250億円程度の市場コンセンサスを下回っているが、保守的な前提で上ぶれ余地は大きいとの見方が強いようだ。古河電工<5801>や住友電光<5802>がネガティブな決算を発表していたこともあり、警戒感なども先行していたと考えられる。
<1813> 不動テトラ 205 -12急落。前日に決算を発表、今期の大幅減益見通しが嫌気されている。前期営業利益は47億円で前期比3倍の大幅増益となったが、今期は18億円で同62%減益に。保守的な計画を示すともみられたが、想定以上の大幅減益決算に失望売りが強まる状況となっている。堅調な需要は予想されるものの、労務費や資機材価格の一段の上昇、調達難などによる収益の圧迫などを懸念しているようだ。
<4321> ケネディクス 393 +43しっかり。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は前年同期比21.5%増の22.4億円、最終利益は同2.9倍の33.1億円となり、通期予想30億円を超過する状況となっている。特別利益として、「TKS武蔵小杉ビル」の売却益を計上したようだ。本業ベースの立ち上がりも順調と、好業績を評価する流れとなっている。また、本日は不動産セクターの強い動きが目立ち、支援材料にもつながる形と捉えられる。
<5702> 大紀アルミ 272 +25取引時間中の決算発表を受けて急伸。前期営業利益は20億円で前期比4.3倍、従来予想の22億円は下回った。また、今期は31.3億円で同56.5%の増益見通し。引き続いての大幅増益見通しにポジティブなインパクト。今期の四季報予想は25億円レベルであった。本日は資源価格の上昇で非鉄各社が強い動きとなっていることも支援。
<9684> スクエニHD 1544 +121前日は今期の業績見通しが嫌気されて、決算発表後に大幅安の展開となったが、決算説明会を受けて、業績予想は保守的との見方が優勢になっているようだ。会社側では、今期営業利益予想は50-100億円のレンジとし、175億円程度のコンセンサス水準を大きく下回っているが、SMBC日興証券では上振れ余地が大きいとして、従来どおり173億円、前期比64%増益予想を継続している。
<7202> いすゞ 609 +44反発。前日に決算を発表、実績営業利益は1742億円で33%増益、従来予想の1800億円をやや下振れて着地した。また、今期は1650億円で5%減益見通し、1800億円以上の市場予想を下回った。ただ、株価は安値圏にあり、業績面での警戒感は強まっていたと見られ、短期的なアク抜け材料にもつながる格好へ。また、2000万株を上限とした自社株買いの実施も発表、需給面での支援材料として期待も。
<6767> ミツミ電機 639 -48下げ目立つ。前日に決算を発表、前期実績営業利益は6.3億円で従来予想線上での着地に。今期は30億円で前期比4.8倍の見通しとしている。大幅増益見通しながら、40億円レベルの市場予想は下回っている。とりわけ、上半期は赤字予想にもなっており、引き続き厳しい事業環境が継続しているとの見方に。
<1803> 清水建設 596 +37決算発表後は上げ幅広げる。前期営業利益実績は261億円で前期比99%増益、先の上方修正値水準で着地した。一方、今期は390億円で同50%増益の見通し。300億円レベルの市場コンセンサスを大きく上回る状況に。建設セクターは、労務費や資材費の上昇もあって、比較的慎重な見通しが示されるとの見方もあったので、コンセンサス上振れの業績見通し発表にはポジティブなインパクトも。
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