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日本電産、東レ、タツタ電線など(訂正)

本日の注目個別銘柄
<6758> ソニー 1632 -13売り先行。前日に経営方針説明会を開催、今期中に構造改革をやり切るとの姿勢が示されたほか、来期営業利益4000億円レベルを目指すといったコメントもなされているもよう。ただ、具体策などは示されず、前日に期待感が高まった反動が先行する状況になっているもよう。アナリストの見方には強弱感が対立しているが、野村では迷走感はより強まっているとの指摘、ドイツ証券ではテレビ黒字化やスマホ増益の道筋は見えずと。

不動産セクター業種別上昇率2位。東京駅隣接の大型オフィス「パシフィックセンチュリープレイス丸の内」をセキュアードキャピタル1800億円超での売却プロセスに入ったと伝わっている。三菱UFJでは、目標通りの価格で取引された場合のキャップレートは2%台後半と試算している。このように、不動産価格の回復を示す取引が増加してきていることが評価材料とされているようだ。本日は一部、含み資産関連株にも買いが優勢となっている。

<4911> 資生堂 1670 -38さえない。三菱UFJでは投資判断を「ニュートラル」から「アンダーパフォーム」に格下げしている。目標株価も1670円から1400円に引き下げへ。人件費増やマーケティング費増などコストアップ要因を織り込み業績予想を下方修正、今期は第1四半期から第3四半期まで営業減益が続くと予想しているようだ。構造改革の効果が出るまでは時間が必要とも。

<6594> 日本電産 5876 +218買い優勢。シティでは目標株価6800円で買い推奨を継続、直近の株価下落は押し目買いの好機としている。中期の成長戦略を着実に進めて利益率改善を実現していることなどを高評価と。前日にはSMBC日興証券が投資評価「1」継続で目標株価を7900円に引き上げ、自動車電装化の恩恵を受ける代表銘柄と位置づけている。アナリストの評価の高まりなどが反映される展開にも。

<3402> 東レ 643 +7しっかり。前日には1000億円のCB発行、並びに、上限200億円の自己株式取得枠設定を発表している。CBの転換価額は891円で前日終値比のアップ率は40.09%、潜在株比率は7.15%となる見込み。自社株買いに関しては発行済み株式数の2.21%に当たる3600万株が上限、本日の立会外取引では2000万株超の買付を実施している。CBには一定の転換制限が付与されているため、ストレートに希薄化懸念が台頭しにくいもよう。目先的には需給期待が先行する形のようだ。

<5809> タツタ電線 559 +20売り先行。クレディ・スイス(CS)では投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に格下げ、目標株価も900円から470円に引き下げている。電磁波シールドフィルムを中心とした利益成長継続のシナリオが描きにくくなったと指摘。低価格スマホの普及と、ハイエンド機における設計仕様変更で使用箇所が減少しているもよう。ただ、後場寄りから一時は急速な切り返しを見せる。スモールミーティングが開催されているもようであり、足元の電磁波シールドフィルムの販売好調が示され、ポジティブとの見方が強まったもよう。

<4755> 楽天 1216 +39上げ目立つ。マッコーリーが投資判断を「アンダーパフォーム」から「ニュートラル」に格上げしており、リバウンドのきっかけ材料につながっているようだ。目標株価は1420円から1200円に引き下げており、株価の下落が投資判断格上げの主因になっているとみられる。新興市場も含めた株式市場の堅調な地合いも支援材料に。

<6355> 住友精密 388 +28急伸。川崎重工<7012>などとカザフスタンで、油田から出るガスを低コストで軽油にする専用設備を建設すると報じられている。同社はガスを燃料に改質する中核設備の反応機製造を請け負う。引き合いが多く来ているなど、小型GTLの今後の需要拡大期待は高く、活躍余地の広がりが想定される状況のようだ。

<4521> 科研製薬 2017 +112大幅高。みずほ証券では投資判断「買い」を継続で、目標株価を1980円から2500円に引き上げている。14年中に自社開発新薬である爪真菌症治療薬が日本、米国・カナダで発売になる可能性が高いと判断、業績予想を引き上げているようだ。また、海外発売時のマイルストーン収入13億円も新たに業績予想に反映しているもよう。

<7999> MUTOH 439 +22しっかり。米国市場では、ストラタシス、3Dシステムズ、エクスワンなど3Dプリンター関連各社が揃って上昇しており、国内関連銘柄の一社である同社への刺激材料にもつながっているもよう。ストラタシスの傘下企業が今後高い成長率を記録するとの予想が一部で示されており、同関連銘柄への期待感が再燃する形に。

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