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サニックス、KLab、日本水産など

本日の注目個別銘柄
<4651> サニックス 1545 +145買い気配スタート。前日に中期経営計画を発表している。足元では期待感が先行していたものの、数値目標などを好感して一段高の展開になっている。前期営業利益は2.4倍、今期は3.1倍と収益の急拡大が続く見通しだが、今期予想140億円に対して、16.3期は240億円、17.3期は340億円と計画しており、想定以上の成長力が意識される状況にも。

<3656> KLab 755 +47しっかり。ミクシィ<2121>を中心に新興市場の強い動きが続いていることが支援材料。また、大和ではレーティング未付与ながらも業績予想を上方修正、買い手掛かり材料にもつながっているとみられる。大和では、今期営業利益予想を9.4億円から13億円に、来期を20億円から22.3億円へ引き上げ。主力アプリ「ラブライブ」の好調が背景と。依存度の高さは懸念材料としているが、当面の注目点として、夏頃リリース予定のマイクロソフトとの協業タイトル、「ラブライブ」の海外動向などを挙げている。

<1332> 日本水産 324 +30急伸。SMBC日興証券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価も240円から370円に引き上げている。今期以降の業績予想の上方修正、構造改革による当期利益水準の向上、復配の可能性の高まりなどを評価しているようだ。足元では信用需給妙味が増す状況となっており、売り方の買い戻しなども急がれる格好と見られる。

<2802> 味の素 1611 +41買い先行。ゴールドマン・サックス(GS)が投資判断を「中立」から「買い」に格上げしていることが買い材料につながっている。目標株価は1450円から1750円に引き上げへ。アジア競合メーカーの減産や大型投資一巡などの外部環境好転、コスト削減や付加価値化など自助努力によって、業績を下押ししていた飼料用アミノ酸事業の業績が拡大期に入るとみられることを評価と。なお、GSでは日本ハム<2282>の投資判断は格下げしている。

<6963> ローム 6000 +210しっかり。メリルリンチ(ML)が投資判断「買い」継続で、目標株価を6000円から6800円に引き上げている。売り上げトレンドの好調を背景とした業績予想の上方修正が背景。とりわけ、自動車市場向け半導体売上は、現在主力の情報系やボディー系から、17.3期以降はパワートレイン系、安全装置系への用途拡大が見込まれ、今後も着実な成長が見込まれるとの見方に。前日に高値を更新していることもあって、上値妙味も広がる状況のようだ。

<4524> 森下仁丹 753 +100経口ワクチンの特許権取得を前場に発表、その後はストップ高まで急伸している。ビフィズス菌および独自の腸溶性シームレスカプセル化技術を用いた経口ワクチンについて特許を出願していたが、このたび、日米で新たに特許を取得したもよう。今後の事業展開に対する期待感へとつながっているようだ。

<7248> カルソカンセイ 641 +47人気化。モルガン・スタンレー(MS)が投資判断を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も600円から800円に引き上げている。想定以上に堅調な短期業績、中期的な成長機会の拡大、ネットキャッシュに転じるなど財務体質の改善を評価しているもよう。なお、MSでは、自動車部品セクターの中でケーヒン<7251>を格下げしている。

<3191> ジョイフル本田 5380 +370上げ幅を広げて上場来高値を更新。本日の大引けを基準にTOPIXに採用となる。一部試算では50万株強の買い需要発生が見込まれており、株価の上昇とともに需給思惑などが強まる展開のようだ。ほか、本日でTOPIX組み入れの西武HD<9024>やコロプラ<3668>は小動きとなっている。

<5947> リンナイ 9150 -280さえない。シティでは目標株価を9000円から9200円に引き上げているものの、投資判断を「1」から「2」に格下げしている。過去6ヶ月間、TOPIXや同業他社を大きくアウトパフォーム、株価の割安感は乏しくなったとしている。さらなる株価上昇には、インドネシア子会社の貢献によるアジアでの飛躍が必要との見解。

<8253> クレディセゾン 1898 -27さえない。今期の業績見通しを嫌気して直近で株価は急落、その後の戻りも限定的な状況となっている。クレディ・スイス(CS)では投資判断「ニュートラル」継続で、目標株価を2480円から1800円に引き下げている。当面は利益よりも中期的な利益成長に向けた投資を優先させるもようであり、かつ、現在の投資が利益貢献するには時間が必要と考えているようだ。想定通りの利益推移ならば割安感は乏しいとの見解。

<FA>

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