日本抵抗器、 安藤・間、東洋エンジなど
[14/06/18]
提供元:株式会社フィスコ
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本日の注目個別銘柄
<7731> ニコン 1616 -43売り先行。前日に中期計画を発表している。数値目標として17.3期売上高1兆2000億円、営業利益1100億円などを掲げている。営業利益は14.3期実績629億円、17.3期市場予想720億円などとの比較から極めて意欲的なものとなっているが、新規参入するメディカル事業の拡大などを強く織り込んでおり、楽観的な計画と捉えられているようだ。計画達成に向けて性急にM&Aを展開していくことにはリスクもあるといった見方。JPモルガン(JPM)では、新中期計画に疑問として、投資判断を「アンダーウェイト」に格下げしている。
<6801> 東光 330 +37急伸。スマホ向けに電力損失を抑えた電源回路用インダクターの新製品を発売すると報じられている。従来品に比べて電力損失を約30%減らせるもよう。今回の技術を生かして車載向け市場でも攻勢をかけるとしており、売上高を16年度に440億円に拡大すると伝わっている。業績寄与に対する期待感の高まりを反映する動きになっているようだ。
<6440> JUKI 212 -13下落率2位。野村證券に対して第三者割当による新株予約権の発行を発表している。調達資金は約44億円で、生産設備の増強や借入金の返済に充てるとしている。当初行使価格は225円、下限価格は168円になる。全て行使された場合に増加する株式数は2000万株で一定だが、発行済み株式数は15.46%増加することになる。潜在的な希薄化、並びに需給面での警戒感を強める動きとなっている。
<3391> ツルハHD 5400 +220買い優勢。前日に決算を発表、順調な業績動向を評価する動きが優勢になっている。前期営業利益実績は241億円で前期比9.5%増益、従来予想の238億円を上回る着地となった。今期は280億円で同16.2%増益の予想。ほぼ市場コンセンサス並みの水準となっている。野村では目標株価を5950円から6100円に、ゴールドマン・サックス(GS)では5500円から6100円に引き上げ、中期的な成長性などをあらためて評価へ。
<8424> 芙蓉リース 4530 +305大幅高。東海東京では投資判断を「3」から「1」に2段階格上げしている。目標株価は6020円と設定しているようだ。今期純利益の増益転換が見込まれること、新中期経営計画ではリース中心の事業構造からの変革が図られていること、バリュエーションが割安なことを格上げの背景としている。今期純利益は会社計画の140億円に対して、17%増益の151億円を予想しているようだ。
不動産セクター朝方は売りが先行した。クレディ・スイス(CS)ではセクター判断を「オーバーウェイト」から「マーケットウェイト」に引き下げている。開発資金を確保するための増資リスク、不動産投資サイクルにおける売却期への移行、マンション販売価格の下落、インフレターゲットが終了した場合の金利およびマネタリーベースの動向などが懸念されると指摘している。個別では、住友不動産<8830>、東急不動産<3289>、野村不動産<3231>、ヒューリック<3003>などを格下げしている。なお、本日は為替の円安を受けて、輸出関連セクターに関心が向かっていることも逆風。
<6977> 日本抵抗器 175 +36急騰。電池関連の出遅れ的な感覚で買われているもよう。同社は2005年頃から「パロ」といわれる医療・介護向けロボットを生産しているようだ。音声センサーや触覚センサーなどを内部に搭載、声をかけたり撫でたりすると動いたり鳴いたりするロボットのもよう。最もセラピー効果のあるロボットと評価されており、今後の展開に期待感が高まる格好へ。
<6330> 東洋エンジ 438 -30下げ目立つ。バークレイズが投資判断を「オーバーウェイト」から「イコールウェイト」に格下げ、目標株価も640円から500円に引き下げている。イラク情勢の悪化に伴う業績懸念を指摘しているようだ。同社はイラク国営南部石油会社と「包括技術サービス契約」を締結しており、バークレイズでは今期以降、毎年100億円のイラク関連売上高、利益寄与30億円を見込んでいたもよう。
<1719> 安藤・間 539 +22しっかり。いちよしではレーティングを新規に「A」格付け、フェアバリューを800円としている。復興道路やリニア中高新幹線の着工を機に、得意分野のトンネル工事の大型案件の増加が今後予想されると評価。また、東京外かく環状道路本線トンネル工事が軌道に乗ることで、土木工事の収益性が一段と高まるともしている。今期営業利益は会社計画を上回り2ケタ増益が見込まれているようだ。
<1911> 住友林業 1210 +56しっかり。モルガン・スタンレー(MS)では投資判断を「アンダーウェイト」から「オーバーウェイト」に一気に2段階格上げしている。目標株価も1120円から1400円に引き上げへ。住宅業界ではファンダメンタル改善を示す好材料が増えてきており、なかでも同社の受注回復は比較的早いと考えているようだ。米国の住宅販売拡大による海外事業の黒字化なども評価と。
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<6801> 東光 330 +37急伸。スマホ向けに電力損失を抑えた電源回路用インダクターの新製品を発売すると報じられている。従来品に比べて電力損失を約30%減らせるもよう。今回の技術を生かして車載向け市場でも攻勢をかけるとしており、売上高を16年度に440億円に拡大すると伝わっている。業績寄与に対する期待感の高まりを反映する動きになっているようだ。
<6440> JUKI 212 -13下落率2位。野村證券に対して第三者割当による新株予約権の発行を発表している。調達資金は約44億円で、生産設備の増強や借入金の返済に充てるとしている。当初行使価格は225円、下限価格は168円になる。全て行使された場合に増加する株式数は2000万株で一定だが、発行済み株式数は15.46%増加することになる。潜在的な希薄化、並びに需給面での警戒感を強める動きとなっている。
<3391> ツルハHD 5400 +220買い優勢。前日に決算を発表、順調な業績動向を評価する動きが優勢になっている。前期営業利益実績は241億円で前期比9.5%増益、従来予想の238億円を上回る着地となった。今期は280億円で同16.2%増益の予想。ほぼ市場コンセンサス並みの水準となっている。野村では目標株価を5950円から6100円に、ゴールドマン・サックス(GS)では5500円から6100円に引き上げ、中期的な成長性などをあらためて評価へ。
<8424> 芙蓉リース 4530 +305大幅高。東海東京では投資判断を「3」から「1」に2段階格上げしている。目標株価は6020円と設定しているようだ。今期純利益の増益転換が見込まれること、新中期経営計画ではリース中心の事業構造からの変革が図られていること、バリュエーションが割安なことを格上げの背景としている。今期純利益は会社計画の140億円に対して、17%増益の151億円を予想しているようだ。
不動産セクター朝方は売りが先行した。クレディ・スイス(CS)ではセクター判断を「オーバーウェイト」から「マーケットウェイト」に引き下げている。開発資金を確保するための増資リスク、不動産投資サイクルにおける売却期への移行、マンション販売価格の下落、インフレターゲットが終了した場合の金利およびマネタリーベースの動向などが懸念されると指摘している。個別では、住友不動産<8830>、東急不動産<3289>、野村不動産<3231>、ヒューリック<3003>などを格下げしている。なお、本日は為替の円安を受けて、輸出関連セクターに関心が向かっていることも逆風。
<6977> 日本抵抗器 175 +36急騰。電池関連の出遅れ的な感覚で買われているもよう。同社は2005年頃から「パロ」といわれる医療・介護向けロボットを生産しているようだ。音声センサーや触覚センサーなどを内部に搭載、声をかけたり撫でたりすると動いたり鳴いたりするロボットのもよう。最もセラピー効果のあるロボットと評価されており、今後の展開に期待感が高まる格好へ。
<6330> 東洋エンジ 438 -30下げ目立つ。バークレイズが投資判断を「オーバーウェイト」から「イコールウェイト」に格下げ、目標株価も640円から500円に引き下げている。イラク情勢の悪化に伴う業績懸念を指摘しているようだ。同社はイラク国営南部石油会社と「包括技術サービス契約」を締結しており、バークレイズでは今期以降、毎年100億円のイラク関連売上高、利益寄与30億円を見込んでいたもよう。
<1719> 安藤・間 539 +22しっかり。いちよしではレーティングを新規に「A」格付け、フェアバリューを800円としている。復興道路やリニア中高新幹線の着工を機に、得意分野のトンネル工事の大型案件の増加が今後予想されると評価。また、東京外かく環状道路本線トンネル工事が軌道に乗ることで、土木工事の収益性が一段と高まるともしている。今期営業利益は会社計画を上回り2ケタ増益が見込まれているようだ。
<1911> 住友林業 1210 +56しっかり。モルガン・スタンレー(MS)では投資判断を「アンダーウェイト」から「オーバーウェイト」に一気に2段階格上げしている。目標株価も1120円から1400円に引き上げへ。住宅業界ではファンダメンタル改善を示す好材料が増えてきており、なかでも同社の受注回復は比較的早いと考えているようだ。米国の住宅販売拡大による海外事業の黒字化なども評価と。
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