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日本MDM、アーク、共同印刷など

本日の注目個別銘柄
<4461> 第一工業製薬 441 +80ストップ高。関西大では、同社などと共同開発した新型蓄電池「イオン液体リチウム2次電池」が、世界で初めて人工衛星に搭載され、宇宙空間で実証実験することになったと発表している。揮発成分を含まない「イオン液体」を使う電池は燃焼の恐れがなく、樹脂が不要なため半分程度まで小型化でき、宇宙空間で使う電源として期待されているようだ。最先端分野での展開力などを評価する動きが先行へ。

<4229> 群栄化学工業 432 +29強い動きが目立つ。本日はMUTOHHD<7999>などの上昇も目立っている。海外市場で3Dプリンター関連が人気化していることが買い材料視されているもよう。今月開催された3Dプリンターの見本市を受けて、見直しの動きなどが強まっているもよう。3Dシステムズやストラタシスなどが軒並み急伸。また、25日にはナスダック市場に関連銘柄が上場することも刺激に。

<7600> 日本MDM 377 +80ストップ高比例配分。人工股関節大腿骨ステム「OVATIONTribute ヒップステム」及びステムヘッド「ODEV BIOLOX delta セラミックヘッド」の薬事承認取得、並びに、人工膝関節新製品「KASM」のFDA薬事承認取得を発表している。製品の承認取得情報には敏感に反応しやすい銘柄だが、本日は複数製品の取得を発表しており、関心はさらに高まる状況ともなっているようだ。

<8801> 三井不動産 3451 -68売り先行。本日は公募・売出株の受渡期日となっており、目先の利益確定の動きが先行する形のようだ。前日終値水準は公募価格を12%強上回る水準であった。なお、前日にはTOPIXの買い需要が発生したのに続き、本日は大引けでMSCIの買い需要発生が見込まれている。一部試算では130億円程度の資金流入とされているようだ。

<7752> リコー 1221 -27軟調。シティでは4-6月期のプレビューレポートをリリースしている。営業利益は社内計画線である250億円前後がメドになるとの見方。前年同期実績は191億円だが、構造改革費用68億円を計上していたことを考慮すると、今4-6月期は実質減益になる可能性とも。アナリストコンセンサスの水準である275億円をも下回る形に。駆け込み需要の反動減も影響していたとみられるが、実質増益転換への確認などを待ちたいといった動きにも。

<5214> 日本電気硝子 566 +13買い先行。シティでは投資判断を「3」から「2」へ格上げ、目標株価も400円から560円に引き上げている。在庫調整を想定していたものの、4KTVなどを中心に年末商戦向けの作り込みで、当面は堅調な需要が継続する見通しと指摘している。需給良化に伴って、液晶ガラス価格も当面マイルドな下落になるとの見方。今12月期以降の業績予想を上方修正、来期営業損益は、従来予想の25億円の赤字から125億円の黒字見通しに。

<7873> アーク 205 -80ストップ安。オリックス<8591>が普通株式、優先株式のTOBを実施すると正式に発表している。普通株式のTOB価格は55円であり、前日終値との比較で81%も安い水準となっている。前日はオリックス傘下入りによる業容再建期待が先行、TOBプレミアムへの期待は限定的であったが、想定以上に低いTOB価格にネガティブなインパクト、失望売りが集まる状況ともなっているようだ。

<6444> サンデン 549 +29先週末から動意付き、本日も上値追いの動きが継続へ。モルガン・スタンレー(MS)では第1四半期のプレビューレポートをリリースしている。自動車機器事業は、売上高が上振れしているほか、先行費用なども抑え目になっているもよう。流通システムも、コンビニ向けショーケースの需要拡大、製造効率化から計画比で上振れとなっているもよう。今期計画は全般的に保守的であり、第2四半期も上振れトレンドが続く可能性と。

<6997> 日ケミコン 310 -28下落率第2位。電子部品の販売をめぐってカルテルを結んでいた疑いがあるとして、公正取引委員会が同社など10社に立ち入り検査に入ったと伝わっている。アルミやレアメタルのタンタルを使ったアルミ電解コンデンサーとタンタル電解コンデンサーに疑いが掛かっているもよう。アルミ電解コンデンサーでトップの同社などには、影響懸念が先行する形に。同社のほか、ニチコン<6996>などにも売りが優勢の状況となっている。

<7914> 共同印刷 318 +14しっかり。17.3期経常利益を14.3期(28.3億円)比1.8倍の50億円に拡大させる計画と報じられている。今期は30億円の予想であり、16.3期、17.3期の収益成長性が高まる状況になるようだ。東京五輪開催に向けてダイレクトメールやカタログの販売が増加するほか、採算重視の受注を進めて収益性も高まる見込みと。リクルート関連として個人投資家の関心が高まりやすいことも追い風に。

<FA>

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