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KLab、トクヤマ、アイフルなど

本日の注目個別銘柄
<8515> アイフル 653 +63売買代金トップで大幅反発。自民党が検討している貸金業法の再改正案の概要が明らかになったと伝わっている。認可業者に限って上限金利を29.2%に戻すのが柱であり、認可業者は個人の総借入額を年収の3分の1以内に制限する「総量規制」からも除外するとされている。方向性は織り込まれつつあるが、あらためて規制緩和の流れが前進していることが確認できたとして、今後の業容拡大期待などを高めていく動きにも。

<9843> ニトリHD 5540 +250買い優勢。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は220億円、前年同期比17%増益となり、先の観測報道である210億円強を上回る格好となっている。消費増税前の駆け込み需要などが背景となり、為替の円安が逆風となる中で、順調なスタートを切る状況に。ゴールドマン・サックス(GS)では想定以上の好決算として、目標株価を6100円から6500円に引き上げている。

<3656> KLab 1150 +72反発。足元では「ラブライブ」の海外展開などに対する期待感が優勢となっているが、週末には、ラブライブの完全新作劇場版制作決定とも伝わっている。先週末には韓国語版の提供開始発表がいったんは出尽くし感にもつながったが、本日はあらためて「ラブライブ」人気の一段の高まりなどが想定される格好にもなっているようだ。

<4043> トクヤマ 322 +21買い先行。クレディ・スイス(CS)では、第1四半期営業利益は45億円となり、会社計画を上回る見通しともしている。会社側の上半期計画は75億円。経費の計上が縮小されていること、ポリシリコンの出荷が計画を上回っていることなどを背景としているもよう。また、先週の一部報道では、燃料電池車向けの需要増を見込んで、岩谷産業<8088>と共同出資する液化水素の製造会社の設備増強を検討と伝わっている。燃料電池車関連としても関心が向かっているようだ。

<6479> ミネベア 1138 +53買い優勢。みずほ証券では投資判断「買い」を継続で、目標株価を1300円から1350円に引き上げている。第1四半期営業利益は100億円で前年同期比2.8倍となり、会社計画の74億円、コンセンサスの90億円強を上回ると予想している。ボールベアリングや液晶バックライトの好調が背景、上期計画も上方修正される可能性が高いとみている。

<9086> 日立物流 1580 -75下げ目立つ。SMBC日興証券では投資判断を「1」から「2」へ格下げしている。目標株価も2100円から1850円に引き下げへ。今期以降の業績予想を下方修正、大型3PL案件の立上げ費用が想定以上に嵩んでいるほか、国際物流事業においても海外の外部委託費増などが利益を圧迫していると。今期会社計画未達はサプライズと指摘している。

<5726> 大阪チタ 2098 +125大幅高。米国の1-3月期スポンジチタン消費量は前年同期比12%増と、11年第4四半期以来の増加に転じているもよう。クレディ・スイス(CS)では、米国でのスポンジチタン消費量の回復データは、在庫調整の完了と今後の長期的な需要回復を強く示唆したものであり、重要な転換点であると指摘している。チタン消費量は2018年まで回復が続く可能性であり、同社などのチタン銘柄は長期投資に最適と捉えているようだ。

<3774> IIJ 2489 +125上げ目立つ。総務省ではスマホの利用制限を2015年度にも解除させると報じられている。格安スマホ会社の顧客獲得に弾みがつくとの見方から、日本通信<9424>や日本テレホン<9425>、エキサイト<3754>などが値を飛ばす展開になっている。同社も音声通話機能付きSIMカード(みおふぉん)などでMVNOのデータ通信サービスを手掛けており、関連銘柄の一角として物色が向かっている。

<5301> 東海カーボン 289 -6さえない。先週末には業績予想の下方修正を発表、上半期営業利益は16億円から12億円に、通期では38億円から30億円に減額修正している。国内やタイ市場への安価な中国製品の流入、タイの自動車生産の低下などが背景のようだ。通期の市場コンセンサスは40億円となっており、想定外の減額修正となる格好に。

<3863> 日本製紙 1906 +22堅調。4-6月期営業利益は前年同期比6割増の65億円前後になりそうだとの観測報道が伝わっている。洋紙の値上げ効果などで原材料価格上昇などを吸収と。通期計画は400億円を据え置くもようだが、上振れの余地があるとも。通期の市場コンセンサスは会社計画比上振れだが、決算発表の安値水準まで調整しているなか、買い戻しのきっかけにもつながる格好へ。

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