中外製薬、安川電機、富士通など
[14/07/18]
提供元:株式会社フィスコ
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本日の注目個別銘柄
<6753> シャープ 321 -7売り優勢。4-6月期の純損益は百数十億円の赤字になったもようとの観測報道が伝わっている。4-6月期としては4期連続での赤字のようだ。市場予想では30億円程度の赤字となっており、赤字幅は想定以上となる格好に。欧州での太陽光発電事業の見直しに伴って、143億円の特別損失を計上するようだ。足元ではポジティブなニュースフローが多かったこともあり、戻り売りが優勢の展開にも。なお、営業利益は前年同期の30億円の黒字を上回る見込みとされている。
<6208> 石川製作所 122 +5賑わう。防衛関連銘柄の一角として、短期資金の思惑買いが向かう格好に。マレーシア航空機がウクライナ領空で撃墜されたと伝わっているほか、イスラエルではハマス支配のパレスチナ自治区ガザに対する地上作戦が命令されている。アフガニスタンでは、武装集団と治安部隊との間で銃撃戦が繰り広げられたもよう。前日に人気化した低位建設株の動きが鈍くなる中で、短期資金の関心が集中する格好にも。
<6506> 安川電機 1384 +58買い先行。前日に第1四半期の決算を発表しており、ポジティブに捉えられている。営業利益は68.1億円で前年同期比7%増益となり、上半期予想は従来の110億円から130億円に上方修正している。実績値は市場コンセンサスを10億円強上回ったもよう。比較的警戒感が先行していたと見られ、買い戻しの動きなども優勢となっているようだ。なお、経費の期ズレなど、第1四半期の上振れには一時的な要因が多いといった見方も。
<6702> 富士通 782 +14しっかり。半導体生産から撤退の方針を固めたと報じられている。三重工場を台湾企業に、会津若松工場を米社に段階的に売却していく計画のようだ。今後はITサービス事業に経営資源を集中させていく。リストラの方向性は織り込まれていたが、想定以上に抜本的な施策であるとして、積極的な戦略転換を評価する流れに。
<1824> 前田建設工業 828 +38続伸で高値更新。UBSでは投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価も740円から950円に引き上げている。オリンピックに向けての公共インフラの整備、リニア中央新幹線の建設計画、品川周辺での大規模な再開発計画などから、今後数年大手ゼネコン50 社の建設受注は高水準で推移すると考えているもよう。各社の株価には依然として上昇余地があり、同社に関しても、公共インフラへの投資が具体化すれば、収益は更なるアップサイドがあると指摘している。
<4519> 中外製薬 3005 +85しっかり。モルガン・スタンレー(MS)が投資判断を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も2700円から3750円に引き上げている。肺癌薬や血友病治療薬など、独自の自社新薬が浮上したことで、新薬成長銘柄としての魅力がさらに高まったと評価。新薬ポテンシャルが加わることで、さらなるバリュエーションの向上が期待できるとしている。
<8944> ランドビジネス 493 +80ストップ高。前日に固定資産の譲渡を発表している。神奈川県の土地・建物をグローバル・ワン不動産投資法人に譲渡、帳簿価額89.14億円に対して、売却価格は179.50億円とされている。もともと、通期経常利益予想9億円に対して純利益は48億円を見込んでいたように、固定資産売却益の計上は織り込まれていたと見られるが、直近では宮越HDが固定資産譲渡の発表後に急騰しているといった経緯もあるため、短期資金による連想買いが集まっているものとみられる。
<7951> ヤマハ 1541 -61さえない。SMBC日興証券では、目標株価は1470円まで引き上げているが、投資判断は「2」から「3」に格下げしている。中国など新興国地域の成長率を引き下げているが、こうした減速感は株価に織り込まれていないと指摘している。マクロ環境の悪化、ピアノの在庫調整などが背景のようだ。なお、第1四半期営業利益は会社計画並みを想定と。
<9020> JR東日本 8548 +287買い優勢。品川再開発プロジェクトなどに対する期待感が引き続き高まる状況となっている。JPモルガン(JPM)では投資判断「オーバーウェイト」継続で、目標株価を8800円から12000円にまで引き上げている。今回の報道をきっかけに、株式市場では同プロジェクトの価値を織り込み始めるが、JPMでは同プロジェクトのNPVを6750億円と試算、これは時価総額の21%に相当するとしている。運輸セクターのなかで最も有望な長期ビジョンを有する銘柄して中長期で推奨と。
<6923> スタンレー 2544 -86軟調。ゴールドマン・サックス(GS)では投資判断を「中立」から「売り」に格下げ、目標株価は2400円としている。ホンダ<7267>の生産台数予想の引き下げ、並びに足元の動向を考慮して、今期以降の業績予想を減額修正している。現在の市場予想である今期営業利益440億円は、LEDヘッドランプの収益貢献を過度に期待していると指摘。現在の株価は割高と判断のようだ。
<FA>
<6208> 石川製作所 122 +5賑わう。防衛関連銘柄の一角として、短期資金の思惑買いが向かう格好に。マレーシア航空機がウクライナ領空で撃墜されたと伝わっているほか、イスラエルではハマス支配のパレスチナ自治区ガザに対する地上作戦が命令されている。アフガニスタンでは、武装集団と治安部隊との間で銃撃戦が繰り広げられたもよう。前日に人気化した低位建設株の動きが鈍くなる中で、短期資金の関心が集中する格好にも。
<6506> 安川電機 1384 +58買い先行。前日に第1四半期の決算を発表しており、ポジティブに捉えられている。営業利益は68.1億円で前年同期比7%増益となり、上半期予想は従来の110億円から130億円に上方修正している。実績値は市場コンセンサスを10億円強上回ったもよう。比較的警戒感が先行していたと見られ、買い戻しの動きなども優勢となっているようだ。なお、経費の期ズレなど、第1四半期の上振れには一時的な要因が多いといった見方も。
<6702> 富士通 782 +14しっかり。半導体生産から撤退の方針を固めたと報じられている。三重工場を台湾企業に、会津若松工場を米社に段階的に売却していく計画のようだ。今後はITサービス事業に経営資源を集中させていく。リストラの方向性は織り込まれていたが、想定以上に抜本的な施策であるとして、積極的な戦略転換を評価する流れに。
<1824> 前田建設工業 828 +38続伸で高値更新。UBSでは投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価も740円から950円に引き上げている。オリンピックに向けての公共インフラの整備、リニア中央新幹線の建設計画、品川周辺での大規模な再開発計画などから、今後数年大手ゼネコン50 社の建設受注は高水準で推移すると考えているもよう。各社の株価には依然として上昇余地があり、同社に関しても、公共インフラへの投資が具体化すれば、収益は更なるアップサイドがあると指摘している。
<4519> 中外製薬 3005 +85しっかり。モルガン・スタンレー(MS)が投資判断を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も2700円から3750円に引き上げている。肺癌薬や血友病治療薬など、独自の自社新薬が浮上したことで、新薬成長銘柄としての魅力がさらに高まったと評価。新薬ポテンシャルが加わることで、さらなるバリュエーションの向上が期待できるとしている。
<8944> ランドビジネス 493 +80ストップ高。前日に固定資産の譲渡を発表している。神奈川県の土地・建物をグローバル・ワン不動産投資法人に譲渡、帳簿価額89.14億円に対して、売却価格は179.50億円とされている。もともと、通期経常利益予想9億円に対して純利益は48億円を見込んでいたように、固定資産売却益の計上は織り込まれていたと見られるが、直近では宮越HDが固定資産譲渡の発表後に急騰しているといった経緯もあるため、短期資金による連想買いが集まっているものとみられる。
<7951> ヤマハ 1541 -61さえない。SMBC日興証券では、目標株価は1470円まで引き上げているが、投資判断は「2」から「3」に格下げしている。中国など新興国地域の成長率を引き下げているが、こうした減速感は株価に織り込まれていないと指摘している。マクロ環境の悪化、ピアノの在庫調整などが背景のようだ。なお、第1四半期営業利益は会社計画並みを想定と。
<9020> JR東日本 8548 +287買い優勢。品川再開発プロジェクトなどに対する期待感が引き続き高まる状況となっている。JPモルガン(JPM)では投資判断「オーバーウェイト」継続で、目標株価を8800円から12000円にまで引き上げている。今回の報道をきっかけに、株式市場では同プロジェクトの価値を織り込み始めるが、JPMでは同プロジェクトのNPVを6750億円と試算、これは時価総額の21%に相当するとしている。運輸セクターのなかで最も有望な長期ビジョンを有する銘柄して中長期で推奨と。
<6923> スタンレー 2544 -86軟調。ゴールドマン・サックス(GS)では投資判断を「中立」から「売り」に格下げ、目標株価は2400円としている。ホンダ<7267>の生産台数予想の引き下げ、並びに足元の動向を考慮して、今期以降の業績予想を減額修正している。現在の市場予想である今期営業利益440億円は、LEDヘッドランプの収益貢献を過度に期待していると指摘。現在の株価は割高と判断のようだ。
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