ニチイ学館、太平洋セメント、コロプラなど
[14/11/13]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
本日の注目個別銘柄
<3668> コロプラ 3160 -440売り気配スタート。前日に決算を発表、前9月期営業利益は236億円で前期比4.1倍となり、会社計画の227億円を上回る着地になっている。ただ、市場予想には到達しておらず、とりわけ、7-9月期は前四半期比で1.6%の減益に転じており、ネガティブなインパクトが強まる状況のようだ。「黒猫のウィズ」など既存タイトルが落ち込んだ。「白猫プロジェクト」のフル寄与などで、今期は300億円で前期比27%の増益見通しとなっているが、市場コンセンサスは370億円程度であったため、成長期待はやや低下する格好のようだ。
<8801> 三井不動産 3562 -15反落。前日は消費増税実施の先送りでメリットを受ける業種として買いが優勢となったが、本日は利益確定の動きが先行する形に。JPモルガン(JPM)では投資判断を「オーバーウェイト」から「ニュートラル」に格下げ、日銀の金融緩和、順調な決算発表を織り込む形で上昇したため、目標株価3700円に接近したことを格下げの背景としている。なお、次のカタリストとしては、大型増資資金を利用した大型プロジェクトの発表であると指摘している。
<5105> 東洋ゴム工業 1994 +143買い優勢。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は340億円で前年同期比37.8%増益、通期予想は455億円、前期比22.2%増を据え置いている。7-9月期は125億円で前年同期比15.1%増となり、ほぼ市場コンセンサス通りであった。また、据え置きの通期予想は上振れ余地が大きいとの見方に。足元でタイヤ各社の決算がやや期待はずれであったことから、相対的に順調な決算内容を評価する流れが強まる形とみられる。
<6504> 富士電機 500 +15しっかり。SMBC日興証券では投資判断を「2」から「1」に格上げしている。目標株価は570円から600円に引き上げへ。太陽光発電関連のリスクなどを考慮しても、火力発電やパワエレ機器、電子デバイスを軸に順調な業容拡大が見込まれるとしている。また、産エレセクターにおいては、東芝<6502>や日立製作所<6501>などの大手に準じた優位性があるとも指摘へ。来期、再来期と2ケタの利益成長が続くと想定しているようだ。
<9792> ニチイ学館 902 +75買い優勢。自己株式の取得実施を前日に発表している。発行済み株式数の12.16%に当たる850万株を上限としており、本日から来年の5月末までを取得期間としている。市場買付としていることで、一株当たりの価値向上、並びに、需給妙味なども強まる状況になっているようだ。同社の自社株買いは6年ぶりなどともされている。
<6330> 東洋エンジ 504 -54後場は急落。前引け後に決算を発表、上半期営業利益は1億円にとどまり、通期予想は70億円から20億円に下方修正している。エジプト、およびカナダ向けプロジェクトの収支悪化などが下振れの背景となっているもようだ。第一四半期の収益も低水準であったが、受注好調などで第2四半期以降の回復期待は高かったもよう。なお、上半期受注高は3526億円で前年同期比6.7%増、通期目標の3300億円を超過しているようだ。
<5233> 太平洋セメント 370 -25さえない動き。前日に決算説明会が開催されているもよう。国内需要は4800万トンから下振れる可能性などが示唆されているようだ。10月も速報ベースで減少傾向が続いているもよう。値上げについても、前回想定から値上げ幅が縮小しそうだと説明されているようだ。決算数値に関しては評価の声も多かったが、事業環境の厳しさがあらためて認識される状況にも。
<2607> 不二製油 1807 -123軟調。みずほ証券が投資判断を「買い」から「中立」に格下げ、利食い売りのきっかけ材料につながっている。17.3期に海外主導で営業最高益更新を見込むが、こうしたカタリストは株価に概ね反映されたと判断したもよう。当面は原材料高に対応した値上げ交渉の動きに注目と。なお、アジアの下振れなどで、来期営業増益率は1ケタ台にとどまる見込みと下方修正している。
<FA>
<8801> 三井不動産 3562 -15反落。前日は消費増税実施の先送りでメリットを受ける業種として買いが優勢となったが、本日は利益確定の動きが先行する形に。JPモルガン(JPM)では投資判断を「オーバーウェイト」から「ニュートラル」に格下げ、日銀の金融緩和、順調な決算発表を織り込む形で上昇したため、目標株価3700円に接近したことを格下げの背景としている。なお、次のカタリストとしては、大型増資資金を利用した大型プロジェクトの発表であると指摘している。
<5105> 東洋ゴム工業 1994 +143買い優勢。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は340億円で前年同期比37.8%増益、通期予想は455億円、前期比22.2%増を据え置いている。7-9月期は125億円で前年同期比15.1%増となり、ほぼ市場コンセンサス通りであった。また、据え置きの通期予想は上振れ余地が大きいとの見方に。足元でタイヤ各社の決算がやや期待はずれであったことから、相対的に順調な決算内容を評価する流れが強まる形とみられる。
<6504> 富士電機 500 +15しっかり。SMBC日興証券では投資判断を「2」から「1」に格上げしている。目標株価は570円から600円に引き上げへ。太陽光発電関連のリスクなどを考慮しても、火力発電やパワエレ機器、電子デバイスを軸に順調な業容拡大が見込まれるとしている。また、産エレセクターにおいては、東芝<6502>や日立製作所<6501>などの大手に準じた優位性があるとも指摘へ。来期、再来期と2ケタの利益成長が続くと想定しているようだ。
<9792> ニチイ学館 902 +75買い優勢。自己株式の取得実施を前日に発表している。発行済み株式数の12.16%に当たる850万株を上限としており、本日から来年の5月末までを取得期間としている。市場買付としていることで、一株当たりの価値向上、並びに、需給妙味なども強まる状況になっているようだ。同社の自社株買いは6年ぶりなどともされている。
<6330> 東洋エンジ 504 -54後場は急落。前引け後に決算を発表、上半期営業利益は1億円にとどまり、通期予想は70億円から20億円に下方修正している。エジプト、およびカナダ向けプロジェクトの収支悪化などが下振れの背景となっているもようだ。第一四半期の収益も低水準であったが、受注好調などで第2四半期以降の回復期待は高かったもよう。なお、上半期受注高は3526億円で前年同期比6.7%増、通期目標の3300億円を超過しているようだ。
<5233> 太平洋セメント 370 -25さえない動き。前日に決算説明会が開催されているもよう。国内需要は4800万トンから下振れる可能性などが示唆されているようだ。10月も速報ベースで減少傾向が続いているもよう。値上げについても、前回想定から値上げ幅が縮小しそうだと説明されているようだ。決算数値に関しては評価の声も多かったが、事業環境の厳しさがあらためて認識される状況にも。
<2607> 不二製油 1807 -123軟調。みずほ証券が投資判断を「買い」から「中立」に格下げ、利食い売りのきっかけ材料につながっている。17.3期に海外主導で営業最高益更新を見込むが、こうしたカタリストは株価に概ね反映されたと判断したもよう。当面は原材料高に対応した値上げ交渉の動きに注目と。なお、アジアの下振れなどで、来期営業増益率は1ケタ台にとどまる見込みと下方修正している。
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