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長谷工、日本航空、国際帝石など

本日の注目個別銘柄
<9201> 日本航空 3490 +175買い優勢。原油市況が大幅安となっており、原油安メリット銘柄として買いが先行する流れとなっている。全日空<9202>にも強い動きが目立つ。バークレイズでは目標株価を3350円から4200円にまで引き上げ、円安デメリットよりも原油安メリットの方が大きいと指摘しているようだ。また、モルガン・スタンレー(MS)でも目標株価を3500円から3900円に引き上げている。スカイマーク<9204>との共同運航申請先送り報道も、国土交通省との関係悪化を避けられる意味でポジティブ視へ。

<9107> 川崎汽船 311 +20しっかり。海運セクターにも原油安を買い材料視する動きが優勢。また、アナリストの評価も高まる方向になっている。同社に関しては、JPモルガン(JPM)が目標株価を270円から335円に引き上げ、バークレイズでも目標株価を290円から360円に引き上げている。円安やバンカー価格の下落、海運市況の底打ちなどを背景に、業績予想を上方修正しているようだ。

<1605> 国際帝石 1257.5 -93.5下げ目立つ。原油市況との連動性が高い銘柄として、原油市況の下落が売り材料につながっている。OPECでは減産合意とならず、生産目標の据え置きを決定しており、NY原油先物は前日比6%超の下落、4年ぶりの安値水準となっている。同社のほか、石油資源<1662>やプランと各社なども原油安デメリット銘柄として売りが先行する展開に。

<6375> 日本コンベヤ 262 +23急伸。JR東海<9022>ではリニアの建設工事に来月17日着工すると発表しており、これをきっかけに、リニア関連の低位材料株としてあらためて期待感が高まる展開になっているようだ。また、鹿島<1812>と共同で高低差100メートルまで対応できるコンベヤーシステムを開発したと発表していることも、買い手掛かり材料とされているもよう。

<5020> JX 441.6 -10.6さえない。石油セクターも原油安がネガティブに働く展開となっている。業種別騰落では鉱業とともにマイナスサイドに。また、シティでは投資判断を「1」から「2」へ格下げしている。ここ数年、利益で市場の期待値を下回っており、将来の利益拡大による増配を信じさせるのは難しいと指摘。利益/投資/還元のバランス再構築、株主還元へのコミットメント明確化、過去を踏まえての精製利益のレビューといった「変化」がなければ株価上昇はないとの判断。

<6786> リアルビジョン 603 +1003日連続でのストップ高。21日に発表した業績上方修正を引き続き評価材料視、ここ5営業日での上昇率は2.4倍となっている。通期営業損益は従来予想の1.2億円の赤字から一転、2.9億円の黒字に増額修正。07.3期以来、8期ぶりの営業黒字転換となるため、ポジティブなサプライズは強まっているようだ。なお、業績上方修正の主因はDSCの連結子会社化となっている。

<1808> 長谷工 987 +60買い優勢。1000円の大台が視界に入る展開、2007年以来の株価水準となっている。大和では投資判断「2」、目標株価1200円を継続している。シェア向上などによる主力のマンション建築の受注拡大、完成工事総利益率の改善などを背景に、今後はバリュエーションの切り上げが徐々に進むと考えているもよう。現在の16.3期予想PERは11.2倍の水準であり、割安感は強いと判断しているようだ。

<7276> 小糸製 3725 +130買い優勢。ドイツ証券では投資判断を新規に「バイ」、目標株価を4200円としている。グローバルでの生産体制整備などで、中期的に受注が積み上がってきている。また、北米を中心とする先進国での収益性改善、製品付加価値拡大効果の取り込みが見込めるとの見方。前期から17.3期のEPS平均成長率は 26%と予想、足元の好調な業績は好材料出尽くしではないと指摘している。

<FA>

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