SUMCO、丸栄、中外炉工業など
[14/12/05]
提供元:株式会社フィスコ
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本日の注目個別銘柄
<5401> 新日鉄住金 319.7 -1売り先行。メリルリンチ(ML)では投資判断を「買い」から「中立」に格下げ、目標株価は330円を据え置いている。鉄鉱石や原油の市況下落を背景に、鉄鋼業界全般で鋼材採算の改善やコスト安の恩恵が期待されるものの、同社は相対的に鉄鉱石権益やエネルギー関連鋼材のウェイトが高いため、メリットがほぼ相殺されると推測しているもよう。競合他社比で株価の割安感が小さくなることを格下げの背景と。
<2399> 綜合臨床HD 540 +80ストップ高。前日に発表した第1四半期の決算を好感、業績上振れ期待につながっているようだ。営業利益は2.9億円で前年同期比52%増益、上半期計画は3.6億円で同21%減益であり、82%の進捗率となっている。受託済み案件の順調な進捗が好業績の背景になっているようだ。前期業績が下方修正の着地となるなど、業績警戒感が強まりつつあっただけに、買い安心感が一気に台頭する状況へ。
<8282> ケーズHD 2910 -25伸び悩む。300億円のCB発行、並びに、自社株買いの実施を発表している。CBの転換価額は3670円、前日終値比でのアップ率は25.04%、潜在株式の比率は15%超となる。一方、自己株式取得に関しては、自己株式を除く発行済株式総数の6.84%に当たる360万株が上限。トータルでは希薄化につながる格好へ。また、自社株は立会外での取得とみられ、需給改善につながる可能性も低いとの見方。なお、CBの転換条項は厳しく、希薄化の顕在化リスクは低いと見られてはいるようだ。
<6644> 大崎電気工業 820 +43買い優勢。みずほ証券では投資判断「買い」を継続で、目標株価を700円から900円に引き上げている。上半期決算では主力顧客の関西電力向けスマートメーターなどをけん引役とした業績回復が確認されたが、下期以降は地方電力の導入もスタート、来期からはボリュームの大きい東京電力向けで納入シェア拡大も予想されるとみているもよう。スマートメーターは、国内で数量拡大が見込まれる数少ない分野として、株式市場での注目は継続すると考えているようだ。
<6472> NTN 553 -8さえない。野村が投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に格下げしており、弱材料視される状況になっている。野村では、株価の上昇を受けて割安感が低下したとの判断のようだ。また、建機や農機などの産業機械向け、欧州売上比率が高い補修向けの収益見通しを引き下げ、今期以降の業績予想をわずかに下方修正している。
<1964> 中外炉工業 249 +33賑わう。いちよしではレーティングを「B」から「A」に格上げ、フェアバリューも210円から350円に引き上げている。主要ユーザーである鉄鋼業界の設備投資が底入れ、足元の受注高は想定を上回るペースで拡大しており、業績回復ペースは加速化するとみているようだ。今期営業利益は会社予想1億円に対して5億円、来期は今期予想比3倍の15億円を見込んでいる。
<3436> SUMCO 1806 +210大幅高。特に材料は観測されておらず、売り方のショートカバーが主導しているとの見方。ほか、前日には野村のフォーラムにおいて信越化学のセミナーが開催されており、半導体シリコンの需給拮抗から販売価格引上げ交渉を開始したとも伝わっているもようであり、同社株の刺激材料につながっているとの見方もあるようだ。
<8245> 丸栄 162 +13人気化。特に材料は観測されていないが、名古屋市が名古屋駅とその周辺を対象に「リニア・スーパーターミナル特区」を提案していることで、名古屋で百貨店を展開している同社には、特区指定よるメリットの享受が期待されているようだ。仕手性の強さから短期資金などの関心が高まりやすい銘柄であることも妙味に。
<7735> スクリーン 742 -36下げ目立つ。足元の受注動向に対する警戒感などを強める声もあるようだ。ここまで株価の上昇が続いていたことで、利食い売りのきっかけにもつながる形になっている。大和では、セミコンジャパンにおいて第3四半期受注ガイダンス未達の可能性示唆などとコメントしているもよう。TSMCの16nmプロセス量産ラインの正式受注獲得に手間取っているもようと指摘のようだ。
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<2399> 綜合臨床HD 540 +80ストップ高。前日に発表した第1四半期の決算を好感、業績上振れ期待につながっているようだ。営業利益は2.9億円で前年同期比52%増益、上半期計画は3.6億円で同21%減益であり、82%の進捗率となっている。受託済み案件の順調な進捗が好業績の背景になっているようだ。前期業績が下方修正の着地となるなど、業績警戒感が強まりつつあっただけに、買い安心感が一気に台頭する状況へ。
<8282> ケーズHD 2910 -25伸び悩む。300億円のCB発行、並びに、自社株買いの実施を発表している。CBの転換価額は3670円、前日終値比でのアップ率は25.04%、潜在株式の比率は15%超となる。一方、自己株式取得に関しては、自己株式を除く発行済株式総数の6.84%に当たる360万株が上限。トータルでは希薄化につながる格好へ。また、自社株は立会外での取得とみられ、需給改善につながる可能性も低いとの見方。なお、CBの転換条項は厳しく、希薄化の顕在化リスクは低いと見られてはいるようだ。
<6644> 大崎電気工業 820 +43買い優勢。みずほ証券では投資判断「買い」を継続で、目標株価を700円から900円に引き上げている。上半期決算では主力顧客の関西電力向けスマートメーターなどをけん引役とした業績回復が確認されたが、下期以降は地方電力の導入もスタート、来期からはボリュームの大きい東京電力向けで納入シェア拡大も予想されるとみているもよう。スマートメーターは、国内で数量拡大が見込まれる数少ない分野として、株式市場での注目は継続すると考えているようだ。
<6472> NTN 553 -8さえない。野村が投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に格下げしており、弱材料視される状況になっている。野村では、株価の上昇を受けて割安感が低下したとの判断のようだ。また、建機や農機などの産業機械向け、欧州売上比率が高い補修向けの収益見通しを引き下げ、今期以降の業績予想をわずかに下方修正している。
<1964> 中外炉工業 249 +33賑わう。いちよしではレーティングを「B」から「A」に格上げ、フェアバリューも210円から350円に引き上げている。主要ユーザーである鉄鋼業界の設備投資が底入れ、足元の受注高は想定を上回るペースで拡大しており、業績回復ペースは加速化するとみているようだ。今期営業利益は会社予想1億円に対して5億円、来期は今期予想比3倍の15億円を見込んでいる。
<3436> SUMCO 1806 +210大幅高。特に材料は観測されておらず、売り方のショートカバーが主導しているとの見方。ほか、前日には野村のフォーラムにおいて信越化学のセミナーが開催されており、半導体シリコンの需給拮抗から販売価格引上げ交渉を開始したとも伝わっているもようであり、同社株の刺激材料につながっているとの見方もあるようだ。
<8245> 丸栄 162 +13人気化。特に材料は観測されていないが、名古屋市が名古屋駅とその周辺を対象に「リニア・スーパーターミナル特区」を提案していることで、名古屋で百貨店を展開している同社には、特区指定よるメリットの享受が期待されているようだ。仕手性の強さから短期資金などの関心が高まりやすい銘柄であることも妙味に。
<7735> スクリーン 742 -36下げ目立つ。足元の受注動向に対する警戒感などを強める声もあるようだ。ここまで株価の上昇が続いていたことで、利食い売りのきっかけにもつながる形になっている。大和では、セミコンジャパンにおいて第3四半期受注ガイダンス未達の可能性示唆などとコメントしているもよう。TSMCの16nmプロセス量産ラインの正式受注獲得に手間取っているもようと指摘のようだ。
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